京都大学の研究者が、「トマトの中に脂肪燃焼効果をもたらす成分が含まれている可能性がある」と言うラットでの実験結果を発表したら、「トマトはメタボに効くらしい、ダイエットにいいのよね」などと言った口コミが広がり、スーパーの店頭からトマトジュースが瞬く間に姿を消した。佐渡の翼教の教祖様は、毎日、高級トマトをお召し上がりであり、その効能を広めんとする日本トマト教の教祖でもある。このトマト狂想曲、何を今更と言う感じであるが、熱っし易く冷め易い国民性に鑑みれば、テレビ番組のでっちあげ報道として一躍有名になった納豆ダイエットの時と同様、多分一過性であろう。
さて、NYの恋人との交換メール第二弾をご紹介しよう。
「◯◯さん、今晩は。本日の東京は雨、昼の休憩時間を利用して、二つのgift(熊ちゃんチョコとミッキーリング)を発送しました。今までは、海外へはpaper(論文)以外には送付した経験が無かったので、small packet(小包)を航空便で送ると、税関で一旦中身を確認してから再封し、発送するという事を初めて知りました。太平洋を渡る間に中身が壊れない事を祈っています。2月13日頃に到着の予定ですが、無事到着しましたらお知らせ下さい。」
2012年2月6日
彼女からの返事:
「◯◯さん、チョコレート届きました〜(^-^)vすごくかわいくて、まだ食べるのがもったいなくて食べていませんが、本当にすごく嬉しいです(^o^)/わざわざ、日本からありがとうございます(>_<)」
2012年2月14日
それに対する」筆者の返事:
「.◯◯さんに喜んで頂き、私も大変うれしいです。バレンタインデーに間に合ってよかったですね。「ミッキーリングに同封したカードに刻まれた文言のうちの一つが、◯◯さんに対する今の私の正直な気持ちです」と、思わず愛を告白してしまいました。」
2012年2月14日
愛の告白に対する彼女からの返事:
「◯◯さーん!遂に届きました\(^-^)/すごくかわいくて嬉しいです(^-^)v本当にありがとうございます(^^)メッセージも、ちゃんと読ませてもらいましたよ!本当に.◯◯さんは、お茶目ですね(^^)私からも、今度お手紙を送りますね!そちらは、インフルエンザが流行っているときいたので、気を付けてお仕事なさってくださいね(>_<)」
2012年2月16日
どうやらバレンタイン作戦は大成功のようだった。並みの男だったら、「やったあ〜、いよいよ彼女からラブレターが来るな」と天にも昇るような気持ちになるだろうが、筆者は、あくまでも冷静だ。「遂に」と言うべき所は、「待望のミッキーリングが」と言うのが上品にして知性を感じさせる表現だろう。この文面からは飛び上がらんばかりの彼女の喜びようが伝わってくるが、妻が夫をいたわるような優しさも垣間見せている。筆者は、恋人からの手紙を、まるで学生が提出するレポートか卒論のような目で見てしまうのがたまに傷である。ちなみに筆者の愛の告白の文言は「I love you」である。やはりラブレターと言う物は、今も昔も安直なメールなどではなく、手書きが一番有効である。
愛の告白と言うものは、相手がこちらに好意を抱いている事を100%確信しなければ決してしてはいけない行為であり、「愛の告白」そのものには何のインパクトもない。つまり、それはお互いの愛を確かめ合うための儀式にしか過ぎない。よく、効果的な「愛の告白」をするためのタイミングやシチュエイションは?に対する解答が恋愛マニュアル本に事細かく書かれているが、「愛の告白」は恋愛を成就させるための手段ではなく、結婚までの通過儀礼に過ぎないのだ。
そして、女性が男性に対し、「お茶目」と言うのは最大級の褒め言葉である。「茶目」と言う言葉の持つ本来の意味は「無邪気ないたずら」と辞書には記載されているが、この場合の「お茶目」とは、「内面が可愛い、可愛らしい」「明るくて元気」と言う意味である。モテる男は、お茶目で、お茶目な男性というのは人気がある。そして、このブログの人気の高さの理由の一つも、面白い茶目っ気を随所に見せている事だ。