筵場から徳和地区へ向けて走行中に、サンライズ城が浜を過ぎたあたりで左手に欅か何かしらぬが、とにかく巨木とその下に建つお墓群を見つけた。地理的には小熊地区と言うようである。いつも通るたびに気になっていたが、今日は車を停めてじっくりと観察してみた。巨木は枝が二股に分かれていて、みごとな枝ぶりである。相川の五郎右衛門町の欅同様、巨木の下には何故かお墓がある。これは多分、夏は照り付ける日射しを遮り、冬は冷たい季節風に晒されるのを防ぐ効果を狙い、お墓が長持ちするようにとの配慮からだと思う。正に「寄らば大樹の陰」なのだ。この巨木の右側にガラス戸で覆われた地蔵堂があった。見ると、首なし首ありの地蔵が混在していた。お堂の左手にはいい風情で躯体に草がからまったお地蔵様が鎮座ましましていて、何かの石碑などもあった。これは何と言うお堂なのだろう?由緒謂われのあるお堂なのか、それとも、佐渡の集落によくあるような名も無きただの村社なのか?不思議と心惹かれた風景であった。ちなみにこのお堂と巨木のある場所の緯度経度は、緯度:N37度52分45.79秒、経度:E138度25分35.77秒である。
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