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Channel: 佐渡の翼
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ホテル浦島東館(佐渡市佐和田窪田)    投稿者:佐渡の翼

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丁度一カ月前の11月2日、筆者は、シルバービレッジを改装し、新装なったこのホテルに宿泊した。宿泊前日に、予約確認の電話がかかって来た。筆者は「間違いなく宿泊いたしますが、この暴風雨ですから、明日は午前中のジェトフォイルの就航が微妙な状況です。なので、12時35分発のカーフェリーで行く事になると思いますので、到着は午後5時から5時半頃になります」と伝えておいた。すると、おねーさんが「あのお〜、お部屋タイプなんですけれども、スタンダードツイン(一泊朝食付き12000円)とデラックスツイン(一泊朝食付き17000円)がございますが、どちらになさいますか?」と問うてきた。両者の違いは部屋の広さだけ。ラ・プラージュで豪華な夕食を食べた後は寝るだけだから、別に部屋の広さなどは狭くても一向に構わない。なので、「安い方のスタンダードツインでいいですよ」と答えておいた。

11月2日のカーフェリー、おけさ丸は、時化のため5分ほど遅延して両津港に着岸した。荒波を押し切り無理やり出航した、前便の新潟発9時25分のおおさど丸はさぞかし揺れまくったのだろうが(ちなみにこのおおさど丸には、自遊空間佐渡店の経営者の青木さんと真野のこさどさんも乗船していた)、次便の12時35分発のおけさ丸は、強風が収まる中を船出したので、さほどの揺れでは無かった。さほどと言ったが、波高6メートルの冬の日本海を、一番揺れやすい特等室に乗船して何度も往復し、船の揺れには比較的強い筆者が言う「さほど」だから、一般の人からすれば相当な揺れだったと思う。午後5時15分丁度に、ホテル浦島東館の駐車場に到着した。すると、到着を待ちかねたかのように二人の男性氏がホテルの外に出て来た。一人は浦島の本館へと消えて行ったが、今一人は、7月訪問時に先導役を努めてくれた男性氏であった。彼は筆者の荷物を持ち、ホテルの中へと案内してくれた。「ラ・プラージュ」を右手に見ながら奥へと進むと、左手にチェックインカウンターがあった。パークハイアット東京と同じ、椅子に座ってゲストブックに住所を記載する形式であった。さすがにデザイナーズホテルと称するだけあって、物凄く洒落ている。佐渡の他の大規模ホテルにはない、とてもハイソなチェックイン方式である。筆者はこのスタイルがすっかり気に入ってしまった。応対してくれたおねーさんは、7月訪問時からわずか4か月しか経過していないのに、受ける印象は確実に5歳若返って見えた。このブログを読んだおねーさんは「7月の時はいきなり来られたから充分メークし直す暇が無かったけど、今回は来店される日も時刻も事前に通告してくれていたので、バッチリメークできたわよ」とつぶやいているかもしれない。

このおねーさんは開口一番「その節はどうも」と言った。そして、「今日の、スタンダードツインのお部屋がある二階は団体さんが宿泊し、少々うるさいと思われますので、3階のデラックスツインをご用意させて頂きました」と言いながら、3階の301号室へと案内してくれた。つまり、「スタンダードツインのお値段でデラックスツインのお部屋にお泊り頂いて結構ですよ」と言う意味なのだ。破格の待遇である。過去のフライトで、エコノミーのoverbookingのために、ビジネスクラスに無料でグレードアップしてもらった時の事を思い出してしまった。中に入ってびっくり、広さは「ホテルオークラ東京」並みである。佐渡汽船の特等室の2倍の広さと言うのがいいたとえである(正確には40平米でスタンダードツインの2倍の広さであるが)。ベッドは特等室のそれの1.5倍の横幅があった。風呂場の脱衣所は広々として使いやすいし、トイレもいい位置にあり、安普請で、トイレや風呂場の使い勝手があまり良くなかった本館とは雲泥の差の快適さである。このホテルは、東京大学の副学長をお務めになった内藤廣先生がご設計になったそうだが、さもありなんと思った。どういう御縁で、このホテルが内藤先生に設計を依頼したのか知る由もないが、今まで泊まった佐渡のホテルの洋室の中では、このホテルの部屋の快適さと広さが抜きんでていた。佐渡テレビもどうせ報道するなら、こういういい所を細かく伝えるべきだと思う。

ホテル浦島東館に関するご予約お問い合わせは下記のウエブへ。

http://www.urasima.com/


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