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米国国旗      投稿者:佐渡の翼

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2012年8月27日に、駐中国の日本大使の公用車の国旗が反日中国人過激家に強奪される事件が起こった。事件に関与した者は全員特定されたが、世論の反発に配慮した中国政府は、彼らを逮捕はおろか厳罰に処する事もせず、行政処分あるいはせいぜい罰金刑に処してお茶を濁す方針を示した。ところが日本の時の政権である民主党の昼行灯官房長官は、この件に関する記者会見で「中国には中国の法律があり、それに則って処理されるのを期待すべきであり、日本側がとやかく言うべきではない」と内政干渉を懸念するかのようにぬけぬけと答弁した。民主党よ、貴様の国家国旗に対する思い入れとはそんなに軽かったのか!貴様、それでも国防を担う国家としての矜持を持っておるのか!そんな弱腰外交の体たらくだから総選挙で惨敗したのだ。

もし、この事案が米国の立場だったらどうなるか?筆者の生まれ故郷である、人種のるつぼたる米国では、日本のような皇室がない分、国民が一致団結する心の拠り所は、国歌国旗である。従って、米国国旗は天皇同様、神聖にして侵すべからざる存在であり、国旗の強奪、踏みにじりなどは国家に対する侮辱侵略そのもので、到底許されざる行為であり、米国に対する宣戦布告と同じである。大使館のSP達は即座に犯人の拘束に動いたであろうし、もし抵抗でもすれば直ちに射殺されたであろう。射殺したとしても、米国を攻撃する侵略者に対する国防上の正当なる防衛行為であり、米国内からはどこからも非難の声は上がらないし、それに対し、中国が、がたがた言えば中国を攻撃するだけである。何せ米国は、自軍の戦闘機や艦船に火器管制レーダーを照射されただけで、自軍への攻撃と見なし、直ちに敵国のレーダー施設や発射元を破壊して、報復する国だ。日本のように相手国へ外交ルートを通じて抗議をし、自制を求めるなどと言う悠長な事はしない。中国国民もさすがに世界の警察官としての米国の強大な軍事力を知っているので、米国国旗を奪うなどと言う馬鹿な挙に出る事はしないが、調子に乗った中国人は過去の日本の中国侵略の歴史的経緯と尖閣を巡る領有権争いにかこつけて、何かと日本を挑発してくる。管内閣時代の、尖閣列島に於ける中国漁船の巡視船体当たり事件を不起訴処分で無罪放免とした大甘外交の負の遺産がいまだに尾を引いている。中国に対し毅然たる態度を取れない弱腰外交の民主党が国民から見放されたのは当然の帰結である。


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