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千疋屋フルーツパーラー(東京日本橋)   投稿者:佐渡の翼

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日本橋三越本店の隣に、三井タワービルがあり、ここにマンダリンオリエンタルホテル東京がある。そして、千疋屋総本店もここに入居している。2月11日、筆者はこの千疋屋総本店を訪ねてみた。1階がフルーツ売り場で2階がパーラーになっている。このパーラーは、マンダリンオリエンタルホテルのイタリアンビュッフェレストラン「ヴエンタリオ」の丁度真向かいにあった。午前11時半丁度にお店にお邪魔したら既に開店しており、筆者は、対面に「ユイト」と室町コレドを見渡す窓際席に案内された。店内は、高級そうな木製テーブルと、ベージュ色の革張り椅子で統一されており、高い天井は、4階まで吹き抜けになっていた。千疋屋フルーツパーラーの定番中の定番である、フルーツサンドイッチ(1100円)を食べるのが目的だったので、筆者は迷わずこれを注文し、デザートには、クイーンストロベリーパフェ(2500円)(画像1)をお願いした。たかがパフェ一つに2500円とは高過ぎると思うかもしれないが、香川県産のブランド苺をふんだんに使用し、そして千疋屋総本店で食べるパフェである、実に適正な価格だと思う。

注文後、ものの5分も経たないうちにフルーツサンドイッチが運ばれて来た。多分、予め作製しておいた10X10cm程度の、フルーツを挟んだパン生地を八等分したのだと思う。作り置きとは言え、セブンイレブンの苺サンドとは訳が違う!見える断面にだけ苺を挟んだだけのせこいコンビニサンドでは無く、千疋屋特選の新鮮な、苺、キウイ、メロン、パイナップルなどがぎっしり詰まった高級サンドイッチである。緩衝材としての白い生クリームは甘さ控えめ、いや、甘味などはほとんどゼロに近い代物で、カロリーを気にする女性客を意識した仕様になっていた。サンドイッチを食べ終えると、ほとんどメインとでも言うべき、クイーンストロベリーパフェを、ウエイター氏が恭しく捧げ持って来た。確かに、苺を贅沢に使用し、まるで薔薇の花が咲いたかのような華やかさに仕立て上げた超豪華なパフェであった。まず、トッピングされた生クリームを味わってみたが、やはり甘さはゼロに近い!そして、メニューには糖度の高い苺と記載されていたが、糖度はさほど高くは無く、むしろすっきりとした酸味が印象的な上品な苺であった。苺の花びらの下にはバニラアイスクリームと苺アイスがあり、最下層には苺のシロップが隠れていた。わずか5分で2500円を食べ終えてしまった。チャラチャラした表参道のパンケーキ屋などと違い、ハイソな客層に囲まれ、ゆったりとした気分でフルーツランチが楽しめた千疋屋総本店だった。この千疋屋、今でこそ高級フルーツを扱う老舗として有名だが、江戸時代の創業時には、西瓜売りだったそうで、かの西郷隆盛もこの店で西瓜を買ったと言う逸話が残っている。

お店の外観

ストロベリーパフェ

対面に「ゆいと」が見える

フルーツサンドイッチ

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