両津方向から車を走らせ、内海府トンネルを抜けた直後に、虫崎集落が現れる。集落の始まりは「八剣神社」である。佐渡なびの管理人さんご提示の地図では、この神社とはかなり離れた位置にお不動さんがあるような記載であったが、結論から言うならば、虫崎のお不動さんは、八剣神社に向かって右隣にあった。集落にいたおばさんに場所を問うたらば、「八剣神社の右側に川沿いに登る道がある、そこを登った所の右手がお不動さん」だと教えてくれた。早速、教えられた場所にいくと、確かに防護柵が立てられた、コンクリート製の登る道はあったが、途中から草木に覆われていて前進できない。一計を案じ、八剣神社へと到る石段を登り、高くなった拝殿前から右上方を観察したら、かろうじてお不動さんの屋根瓦が見えた。それを写真に納め、この位置の緯度経度を記録したところで本降りの雨となった。これで、内海府海岸関係の問題は、北小浦の阿弥陀堂、諏訪堂と山居道の三峰神社を残すだけとなった。
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