ファブリスジロットとは、フランス産の高級チョコメーカーの事である。3月24日、筆者は伊勢丹新宿本店のこのお店で、桜仕様の可愛い熊ちゃんチョコを見つけた。チョコの中にはマシュマロと苺のジュレが入っている。5個入って2625円と結構なお値段であったが、キャバ嬢への手土産には勿体ないようなチョコであり、筆者は自分用にと買い求めてみた。食べてみたら、もちもちした感じで、チョコ本来の美味さに欠ける子供向けの味で、見てくれだけのチョコであった。
またまたスイーツから水商売、風俗の話へと飛ぶのをご容赦願いたいが、若い女性が短期間に多額のお金を稼ごうと思えば行き着く先は風俗である。クラブホステス→キャバクラ嬢→ファッションヘルス→ソープランドと次第に落ちて行くのが世の常だ。佐渡で金山華やかなりし頃に栄えた相川遊郭は、さしずめ佐渡版ソープランドであった。「遊郭に勤める遊女達は、親の借金の肩代わりに身売りされたも同然の時代であったが、遊女達には苦界に身を投じていると言う意識が低かった」。それは貧しさからの脱却ゆえであり、現代のような飽食の時代とは同列には論じられまい。筆者が横浜シャロンのモデルさん達に直接取材した限り、「風俗で働く理由」として最も多かったのは「ヤクザではない、普通の悪い男に多額の借金を背負わされて、見事に逃げられたから」であった。大阪府の女性教諭が勤務時間外に風俗店で働き、懲戒処分を受けたとの報道があったが、風俗で働いた理由を問われたら、「借金返済のためであり、短時間で高収入が得られるから」と供述したそうだ。風俗嬢に「何故こんな商売をしているの?」と尋ねるのは最も聞きにくい質問であり、いや聞いてはいけない質問であろう。だが、多くの風俗嬢は問わず語りにその理由を話してくれた。多分、かなりつらかったのだろうと思う。こんな汚い商売でも、優しく接してもらうと、つい本音と言おうか、愚痴を洩らしてしまうのが女心であったろうか。「何故こんな美人が風俗の世界にいるのだろう?別に、こんな処で働かなくとも、いい男を見つけて結婚できるだけの器量があるのに」と不思議に思った男性読者は多いと思う。そうなのだ、そんないい女でも男に騙される事はよくある話なのだ。だが、昔のように「親の借金を払うため」や、「留学や海外旅行など、自分の夢をかなえるためには地道に稼いでいては間に合わない」と答えた人はいなかった。多くは借金支払いと生活のためであり、時代を経ても遊女とさほど変らない境遇のようにも思えるが、遊女と違い、借金を支払った後の稼ぎは全て自分の物になるので、彼女らは定年の25歳一杯まで風俗の世界から足を洗えない生活を続けるのである。
佐渡島内のブロガー達は、相川の遊郭跡地の史跡などを取り上げては真面目に論じてはいるものの、現代の遊女達と接した事はあるくせに、その内情をブログで詳しく語ろうとはしない。多分、奥さんや彼女の手前があるからだろうが、奥さん以外の女と交合した事はないなどと言う男はいる訳がない!「こうした風俗の裏話は匿名だから語れるのさ」と彼らは言うかもしれない。だが、「職業に貴賎無し」と言う言葉がある。風俗嬢達に「将来の夢は?」と問うたらば、全員が「結婚」と答えた。男の性欲処理と言う社会の底辺で喘ぎながらも、将来を夢見て必死で生きている彼女らを一様に見下すべきではない、そう思った。
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またまたスイーツから水商売、風俗の話へと飛ぶのをご容赦願いたいが、若い女性が短期間に多額のお金を稼ごうと思えば行き着く先は風俗である。クラブホステス→キャバクラ嬢→ファッションヘルス→ソープランドと次第に落ちて行くのが世の常だ。佐渡で金山華やかなりし頃に栄えた相川遊郭は、さしずめ佐渡版ソープランドであった。「遊郭に勤める遊女達は、親の借金の肩代わりに身売りされたも同然の時代であったが、遊女達には苦界に身を投じていると言う意識が低かった」。それは貧しさからの脱却ゆえであり、現代のような飽食の時代とは同列には論じられまい。筆者が横浜シャロンのモデルさん達に直接取材した限り、「風俗で働く理由」として最も多かったのは「ヤクザではない、普通の悪い男に多額の借金を背負わされて、見事に逃げられたから」であった。大阪府の女性教諭が勤務時間外に風俗店で働き、懲戒処分を受けたとの報道があったが、風俗で働いた理由を問われたら、「借金返済のためであり、短時間で高収入が得られるから」と供述したそうだ。風俗嬢に「何故こんな商売をしているの?」と尋ねるのは最も聞きにくい質問であり、いや聞いてはいけない質問であろう。だが、多くの風俗嬢は問わず語りにその理由を話してくれた。多分、かなりつらかったのだろうと思う。こんな汚い商売でも、優しく接してもらうと、つい本音と言おうか、愚痴を洩らしてしまうのが女心であったろうか。「何故こんな美人が風俗の世界にいるのだろう?別に、こんな処で働かなくとも、いい男を見つけて結婚できるだけの器量があるのに」と不思議に思った男性読者は多いと思う。そうなのだ、そんないい女でも男に騙される事はよくある話なのだ。だが、昔のように「親の借金を払うため」や、「留学や海外旅行など、自分の夢をかなえるためには地道に稼いでいては間に合わない」と答えた人はいなかった。多くは借金支払いと生活のためであり、時代を経ても遊女とさほど変らない境遇のようにも思えるが、遊女と違い、借金を支払った後の稼ぎは全て自分の物になるので、彼女らは定年の25歳一杯まで風俗の世界から足を洗えない生活を続けるのである。
佐渡島内のブロガー達は、相川の遊郭跡地の史跡などを取り上げては真面目に論じてはいるものの、現代の遊女達と接した事はあるくせに、その内情をブログで詳しく語ろうとはしない。多分、奥さんや彼女の手前があるからだろうが、奥さん以外の女と交合した事はないなどと言う男はいる訳がない!「こうした風俗の裏話は匿名だから語れるのさ」と彼らは言うかもしれない。だが、「職業に貴賎無し」と言う言葉がある。風俗嬢達に「将来の夢は?」と問うたらば、全員が「結婚」と答えた。男の性欲処理と言う社会の底辺で喘ぎながらも、将来を夢見て必死で生きている彼女らを一様に見下すべきではない、そう思った。

