小木へ向かう国道を走行中、羽茂小泊を過ぎたあたりで道が下りになり、前方左手に、「おけさ柿」の看板が見える地点に到ると右手に「相川街道夕立川の石橋」と書かれた白い標柱が見える。いつこの場所を通過しても「これは何だろう?」と以前から気になっていた。車を左の路側帯に停め、歩いて国道を横切り、非舗装の細い道を下ってみた。確かにそこに、石橋があり、旧街道のような細い道が伸びていた。だけど、何故に「夕立川の石橋」と言うのだろうか?その昔、佐渡奉行のお役人や唐丸籠に乗せられた無宿人達が、夕立に会った時に、それが止むまでの間、この石橋の付近で雨宿りをしたのだろうか?ま、そりゃあ無理なこじつけ説明だ。この石橋から見上げると、左手に柿の木があり、その上を国道が走っていたが、なかなかに風情のある景色ではあった。
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