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Channel: 佐渡の翼
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旧相川税務署をお洒落なカフェにしてみたら?    投稿者:佐渡の翼

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相川羽田町に、尾崎紅葉や太宰治らが宿泊した文豪ゆかりの宿として有名な佐州館がある。この宿が廃業した後、個人で建物を維持管理するのは困難との旅館の当主のお話を当ブログが記事にしたのが、2009年の1月であった。筆者は、この建物を何とか再生して残せないかと思っていたが、同様な思いの人が佐渡市役所にもいたようで、2010年に佐渡市がこの建物を買い取り、内部を改装し、耐震補強工事を施した後、2012年7月に、「佐州おーやり館」と言う名の観光拠点として再出発させた。筆者は、ブログで佐渡市に色々言ってみるものだなと感じたのは、文化財探訪マップに次いでこれで二度目である。佐渡金銀山世界遺産登録のためには、相川に残る歴史的建造物の保存、及びその内部の有効活用に関する努力が必要だろう。旧相川拘置所の内部が改装され、一般公開の日も近いと思われるが、次は、長坂と西坂の起点に建つ、旧相川税務署こそ、横浜の山手にある異人館のように、内部をお洒落なカフェにでも改装して公開すべきだろう。京町通りにある「のら犬カフェ」さんが、最初はこの建物内部でのカフェ営業を目論み、旧相川町の役人達と交渉したが、結局、適わぬ夢と終わった。だが、当ブログはあえて声を大にして言い続けたい!旧相川税務署に関しては、2006年まで、佐渡市間連の団体が利用していた事実がある。内部の一部をレストランやカフェに改装し、金銀山間連資料の保管庫に併設して運用する事は可能ではないだろうか?のら犬カフェさんの提案時には頑なに拒否した役人も、時代の変遷と、これだけの金銀山遺跡への関心の高まりを慮れば必ずや考えを変えるだろう。佐渡観光のアドバイザーたる、佐渡の翼教の教祖様のお告げが現実の物となるかどうか、今後の展開に期待したい。

なお、文豪ゆかりの名宿と言えば、それは小木にもある。尾崎紅葉が小木の芸妓「お糸」さんを見初め、そのラブロマンに花咲かせた舞台としての「ごんざや旅館」がそれだ。残念ながら、ごんざやさんは今年閉館したが、この旅館は、紅葉ゆかりの書画骨董を多数所有しており、御当主は、毎年それらを倉庫から取り出し、陰干しをし、大切に保存していらっしゃる。それらの文化財は佐渡島の宝であり、万万が一、ご主人にもしもの事があれば、佐渡市の文化財保護課に相当するセクションがそれらの保存事業を継承せねばならぬ。ごんざや旅館と、その真向かいにあるオールド喜八、そして天南荘の三施設は伝統的歴史建造物として、佐渡市が保護せねばならぬ大切な施設であろう。


2012年5月16日の日記(ネット疲れ)     投稿者:佐渡の翼

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昨日からの終日降り続いた雨が止み、今日は朝からいいお天気だ!実にすがすがしい!いつも通るファミレス前のサツキツツジが満開である。最近米国では「フェイスブック疲れ」と言う言葉が叫ばれている。増え続ける友達との交流にうとましさを感じたり、プライバシーを晒す事に対する警戒感からフェイスブックの利用頻度が減っていると言うのだ。日本のSNSを牽引してきたmixiの身売り話も報道された。新興国ではフェイスブックの利用者は増え続けており、それが昇竜の勢いである事に変わりはないが、欧米では「フェイスブックの終わりの始まりか?」と書くジャーナルもあるくらいで、一時の勢いに陰りが見え始めている。そもそもフェイスブックとは膨大な個人情報を収集し、それをマーケテイング戦略に利用している企業だ。利用者の知らない間に個人情報が横流しにされているのを知っているのだろうか?フェイスブックに現を抜かす尻軽女共は。。。GMを始め、フェイスブックへの広告を打ち切る企業が相次いでいる。そのうちフェイスブックも有料となり、衰退していく運命を辿るだろう。

ブログ疲れと言うのもある。毎日更新のプレッシャーに晒され続けると、「何のために俺はこんな事をしなけりゃいけないんだ」と自問自答するようになる。営業ブログでなければしゃかりきになる必要はない。ネタがなければ書くのを休めばいい。そうすれば心が軽くなるだろう。書かないからと言って騒ぎ立てられるのは当ブログぐらいのもので、一般の島民ブログなどは誰も相手にしてはいないから自惚れ無い方がいい。訪問者が多かったくらいで舞い上がるようでは修行が足りぬ。SNSでは実名ゆえ中傷コメントは書き込まれないが、ブログでは中傷輩が跋扈する。だから当ブログは完璧なるコメント規制を敷き、節度ある言いたい放題、書きたい放題で自由を満喫している。佐渡の中傷輩よ地獄に落ちるがいい。

金井の駅馬車と言うステーキ屋の隣に和食屋「ひきの」と言うお店が5月11日にオープンした。5月の連休に気付いたので、こんどお昼に立ち寄ろうと思う。「佐渡の翼」の後追いでは独自性が発揮できぬとばかりに「佐渡の都」さんが早速このお店を取材しようとしたら、予約の貸切で満席だと断られたそうだ。「ひきの」では焼き肉とラーメンが食べられるそうだが、何でも屋が多い佐渡では、そうした組み合わせなんぞは珍しくも何ともない。佐和田の多来福や赤ちょうちんが同様の営業形態だし、これに寿司が加われば吉井の樋口食堂になるだけの話さ。

画像は、今年の2月に発行された佐渡グルメガイド本の改訂版である。全86店舗が紹介されている。なお、このガイド本で紹介されている、佐渡弁当コンテストでグランプリを受賞した「朱鷺の里山弁当」は販売中止になる模様である。弁当の製造販売者の高齢化と、弁当を恒常的に生産するシステム構築が上手くいかなかったのが原因のようである。弁当製作者のブログも休止状態にある。代わりに、新発田の駅弁屋「三新軒」が六種の佐渡産食材を使用した「佐渡来いっちゃ弁当」を、4月1日から9月末日までの期間限定で販売している。弁当製造業者が佐渡ではなく新潟なのが残念だが、土曜、祝日には、佐渡汽船の新潟・両津の両ターミナルでも販売される予定だ。なお、筆者はまだ試食した経験がないので味の程は保証いたしかねる。弁当の画像は、「駅弁の小窓」と言うHP(http://ekibento.jp/cb-niigata37.htm)から引用させて頂いた。

佐渡牛ときんぴらを使用したおにぎり、ブリカツ、長藻・銀葉草、烏賊の一夜干しのげそ、笹団子、佐渡煮しめなどが入っているようである。御飯は朱鷺の里認証米である。1050円と言う安さが魅力か!

ホテル吉田家    投稿者:佐渡の翼

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昨年の12月1日にホテル「志い屋」さんへ、今年の5月2日の宿泊予約の電話をかけた。すると予約担当のおねーさんは「ゴールデンウイーク期間中は大手旅行業者さんが全てお部屋を押さえておりまして、そこからの予約人数が確定し、お部屋の余りに目鼻が付くのが来年2月上旬になります。その頃にならないと個人客からの予約はお受けできません」と言われた。志い屋さん以外の複数の宿泊施設に掛け合ってみたが、大手旅行業者傘下の宿泊施設はどこも同じ返事であった。観光客が減り続け、大手旅行会社経由の団体客頼みとなっている佐渡の宿泊施設では、旅行業者に逆らって個人客の予約を受け、万が一にも旅行業者の需要を満たす事ができなければ、来年からはもう客を回してもらえない。そんな事情が垣間見えた。2月に入ってから再び「志い屋」さんに電話してみたら、3月の中旬にならないと部屋の確保はいたしかねるとの返事であった。「ゴールデンウイーク期間中は混むので、早めの予約を」が日本全国の有名観光地の常識なのだが、佐渡ではこれが通用しないと言うこの特異性、何とかならぬものか。

そこで筆者は、両津のホテル吉田家さんに電話をしてみた。今度はすんなりと予約を受けてもらえた。一泊2食付で16,000円の税別と言われたが、この際、予約さえできれば値段などはどうでもよかった。筆者は、5月2日の午後4時45分頃にお宿に到着した。やがて仲居さんが現れ、筆者の白のマリンバッグを手に取った。仲居さんは「重いので金塊でも入っているのかと思いました」と冗談を飛ばしながら「佐渡では何泊されるのですか?」と問うてきた。筆者は「4泊です」と正直に答えておいた。バッグの中身は4泊分の下着、靴下とモバイルコンピューターだけなのだが。。。

ホテル吉田家の夕食    投稿者:佐渡の翼

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例によって、仲居さんが大浴場と露天風呂の場所を案内しようとしたので、筆者は「何度も宿泊し、場所はもう知ってるから説明は不要だよ」と話の継ぎ穂を遮った。仲居さんは「あらリピーターさんですか、でも私は初めてですよねえ〜」と言った。用意されたお部屋は南館の最上階である8階の角部屋、805号室で、去年の11月に宿泊した時と同じ部屋であった。筆者が「前回と同じ部屋だな」とつぶやくと、仲居さんは「そうしますと、もうmy roomですね」と言った。この部屋の隣は階段になっており、物音が聞こえてくるとしたら階下からしかなく、マンションの部屋ならば最上等である。多分このホテルでは一人客用の十畳間としてはこの部屋が一番いいお部屋ではないだろうか。「化粧室が狭くて少し使いづらいんだよな」と言うと、仲居さんは「どうしてもユニットバスになりますので仕方がないんですよ」と申し訳なさそうに答えた。仲居さんは「ようこ」と名乗り、年の頃はそうだなあ〜、30代後半から40代前半で明らかにタバコを吸っていそうな歯の色をしていた。当日は最高気温が26度と暑かったので、大浴場に行くのが面倒でお部屋のバスを使用した。やはり8階まで水を汲み上げねばならぬので、シャワーのお湯の出方が遅い!冬ならば難儀しそうだが、冬は大浴場に行けばいいのでこれはさほど気にはならなかった。

午後6時に仲居さんがお部屋に食事を運んでくれた。朝食時同様、大きなお盆の上にお料理一式を並べていた。筆者がお造りの白身の種類を尋ねたら、仲居さんは、一瞬言葉に詰まりながら、「あら、やだやだ、ほらあ〜」と筆者の左肩を右手でたたきながら「カンパチです」と答えた。「仲居さあ〜ん、ブリッコぶってはしゃぐほどの年じゃないと思うんですけど」と筆者は心の中でつぶやいた。お造りは、カンパチ、ひらめ、甘エビ、さざえで、いずれも新鮮かつ美味であった。先付けは何かの煮こごり、焼き海老、卵を使った何か、銀葉草で、煮物はがんもと里芋と野菜の炊き合わせ。これに紅ずわい蟹一匹と牡蠣の土手鍋及び新潟産和牛のステーキが付いていた。お酒は北雪を注文した。「5月の今頃に牡蠣は獲れるのかね」と尋ねたら、「保存の効く種類」だそうで、美味しかったな。和牛ステーキは塩バターだけで味付けしたものだが、これが意外に美味しかった。だが、夜は肉を食べない主義なので一切れだけにしておいた。そうこうするうちに焼き立ての鯵の塩釜焼きが運ばれてきた。明日の朝食にはこれの開きが干物になって出てくるのだが、丸ごと一匹の塩焼きも又おつなものである。最後に茶碗蒸しが出てきたが、どこをどう掻き回しても鶏肉が見当たらなかったので、筆者の鶏肉嫌いに配慮した吉田家のサービスは完璧であった。それにしても吉田家はいい材料を使っているし、調理も抜群である。安っぽい紅ずわい蟹はいつものように足を一本だけ食べて終わりにしたが、何だかんだと言いながらも結局ほぼ完食してしまった。そしていつものように、ご飯、味噌汁、デザートは不要と伝えておいた。わずか30分で食事が終了した。「早喰い早糞芸のうち」と言うが、筆者は職業柄食べるのは早い!フロントに電話し、「食べ終えたお盆を片付けるように」とお願いしたら仲居が飛んできて、「以前、バスの運転手さんが30分で食べ終えた事がありましたが、お客さんはそれ以来ですよ」と驚嘆したような声を上げた。7時になったところで、新潟放送の「新潟発!水曜見ナイト」と言う地方番組を見た。佐和田の出世街道の亀の手ラーメンが紹介される予定だったのでチャンネルを回したが、なかなか出世街道が出てこない。ようやく7時半頃にお店が登場した。塩麹ラーメンを啜りながら「さっぱりしていて美味しいですね」と台本どうりの台詞をしゃべる美人女性キャスターの隣で、鼻の下を長あ〜く伸ばした、でれでれ顔のマスター氏が「佐渡は私の料理教室の場なんです。これからも美味しいラーメンを提供していきますよ」みたいな事を語っていたように記憶している。お布団敷きにやってきたおにいちゃんに「亀の手ラーメンって知ってますう〜?」と尋ねたら、「あれはねえ〜、羽茂でやっていたんですが、佐和田にお店を出したみたいですよ。私はまだ食べに行った事はないんですが」と答えてくれた。

 

ホテル吉田家の朝食    投稿者:佐渡の翼

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関越道夜間走行の疲れから、その日は午後8時に床に就いた。翌朝は夜遊びに興ずる男子高校生集団の幼い嬌声で午前2時に目が覚めた。ゴーゴー、ヒュウヒュウーと言う風の音も聞こえだした。5月3日は一転、気温が下がり一日雨との予報だ。前日に、部屋から駐車場を見下ろしたら、宿泊客の誰かが、靴に防水スプレーをかけていたが、その理由がよく分かった。5時半丁度に、ゴールデンウイークの特別ダイヤで新潟からのおけさ丸が両津港に入港してくるのが見えた。佐渡で雨に降られると、靴や衣服が必ず汚れるので、なるべく出歩かないようにしている。佐渡では雨が降ると出かける場所は限られる。せいぜいが博物館、ゴールデン佐渡などの屋内観光施設、ビデオ屋、本屋、パチンコ屋、スーパー、ネットカフェあるいは飲食店くらいしか無い!東京なら地下街経由で百貨店、丸井、ルミネなどの専門店街へのアクセスが可能だからまだ何とか退屈しのぎができるのだが。。。

朝食は午前7時丁度に「ようこ」さんが運んでくれた。ようこさんは部屋に入り、筆者のサイドスロープのピンクのカーデイガンを見るなり、「あら、やだあ〜、明るい服を着てらっしゃるんですね。似合うからいいですよ」「男の人で、パープルとかピンクの服を身に着ける人ってまずいません。靴にしても茶とか黒とかどうしても暗い感じになっちゃうんですよねえ〜」「ほんと、お似合いですね。羨ましいですう〜」と言った。見ると、この仲居さん、胸の名札に「ようこ」と記載していた。普通、ホテルの従業員の名札には「姓」か「姓名」を記載するものなのだが。。。ようこさんの「羨ましい」と言う言葉の意味がよく分からなかったが、「うちの旦那にもあなたのようなお洒落センスを磨いて欲しい」という意味での願望かもしれない。ようこさんは、「今日は雨で暗い天気ですが、その服を見たら私の心の中は明るくなっちゃいました」と続けた。お洒落とは自己満足のためにするものだが、服の色や配色によっては他人を明るい気分にさせる事もできる。そうした副次効果があるのもお洒落の醍醐味の一つである。盛んに「やだ、やだあ〜」を連発する、この「ようこ」さん、意外と若いのかもしれない。若い世代の中には、「やだ」や「やばい」を「凄い、素敵」の意味で使用する人がけっこういるからだ。TBSのニュースバードのお天気キャスターの真壁京子はその代表であろう。「港のようこ、横浜、横須賀あ〜♩♩」ならぬ、「港のようこ、両津、吉田家あ〜♩♩」か。

肝心の朝食は、いつもの湯豆腐が、ワカメしゃぶしゃぶに変わった新バージョン。鯵の干物が格別美味しい!筆者は15分で食べ終えると、お酒一本込のお代17843円を支払い、佐渡での定宿である「吉田家」さんを後にした。

 

翼君の人物像     投稿者:佐渡の翼

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佐渡の翼君が日記を公開するようになってから、次第にその人物像が浮かび上がって来た。年齢は40代後半からせいぜい50代前半の独身で、ベンチャー企業の役員らしい。40代で役員に昇進した切れ者で、美人秘書が付いている。出身大学は私学なら早慶上智クラスで旧国立系なら旧七帝大卒らしく、海外留学の経験があり、かつ教職経験もある。英仏語など語学に堪能。職場から徒歩10分程度の所にある会社所有の70平米の広さのマンションの高層階に一人住まいで、光熱費や電話代は無料。屋根付きの駐車場に愛車のBMW760ILを駐車させて、1週間に一度だけ都心へ車で出かける。いつもお洒落に装い、身長は170センチで体重48キロ、ウエストは28インチで股下は84センチとスリムで脚長な体型。持病は無く、血圧や血液検査の数値も全て正常で、血管年齢は28歳と出た。食生活は、お肉やスイーツは1週間に一度だけで、野菜、果物、芋、豆、海藻類、魚を中心に摂取し、朝昼夜の食事摂取量の比率は3:2:1と理想的で夜は炭水化物を一切摂取しない。毎朝、コップ三杯の牛乳を飲む習慣があり、トマトは毎晩摂取している。お酒は岩手の超辛口の水神をワイングラス1杯とシーバスリーガルの水割りを二杯飲む程度にたしなむ。就寝時間は午後8時か9時で起床は午前4時と早寝早起きで規則正しい生活を送っている。職場から供給される伊藤園の「お〜いお茶500ml」を一日3本飲み、排泄は毎日必ずある。職場では笑顔を絶やさずに顧客に接するため、「年齢を感じさせない、いい人ね」とよく言われる。お世辞抜きで「若いですねえ〜」と顧客に言われるのは、茶目っ気とファッションセンスの良さと元気であろう。自分自身が心身共に元気なら他人も元気をもらえるので、その相乗効果により職場は常に華やか。

だが、いい事ずくめでは無く、職業は典型的なハイリスクハイリターンゆえ、毎日の緊張は相当なもの。それゆえ、ストレスから来る胃潰瘍と逆流性食道炎に悩まされた経験を持つ。月収は手取り130万円だが、毎月の生活費は17万〜20万ほどで済んでいる。20代後半から30代前半の複数の女性と交際中のもてもて男で、趣味は、車、女、お洒落、美味しい物食べ歩き、佐渡旅行、ブログ執筆である。

翼君の正体に関し、6月29日に佐和田のホームセンター「ムサシ」前にオープンした、ネットカフェチェーン「自遊空間佐渡店」(0259-51-5020)の経営者が、ブログにこう書いていた(原信黒崎店の次の記事)。翼君は、

1) 独身
2) 高学歴
3) 高収入

大当たり!この3点に関しては佐渡島民の間には一定のコンセンサスがある。だが、これ以上となると諸説紛々。筆者の職業を知りたがるのは多分、島の独身女性達だろう。島で翼君に見初められたらどうしょう。結婚相手の職業は知っておかねばならないからだ。

佐渡での島外資本のチェーン店は、例外なく主要道に面する形で立地している。そうしなければ、集客効果を望めないからだ。だが自遊空間佐渡店はバイパス道路から少し奥まった所にある。更に、吸い上げるべき人口数が少なく、ガソリン同様、物品の航送費用を店内で提供する飲食物の価格に転嫁せざるを得ないハンディを背負っている。だが、ネット、テレビ、カラオケ、ゲーム、ビリヤード、ダーツ、卓球、漫画まで楽しめるとあって、暇をもてあました高齢者達の格好の遊び場になっているようで、子供連れの家族での利用が多いのも特徴らしい(ちなみに保護者同伴ならお子様は無料)。都会のネットカフェは20代〜30代の若者が主要ターゲットだが、少子高齢化が著しい佐渡では、子供や老人も遊べるコンテンツ作りが必須で、そうせねば商売は軌道に乗るまいし、それに狙いを定めた遊び場作り(和室部屋、手すり付きトイレ、キッヅカラオケ、ボールプール、レゴルームなど)をした戦略はお見事であった。雨天時の家族連れのお出かけ先としての選択肢が一つ増えたと言えそうだ。更には長期滞在者用にとコインランドリーとシャワールームまで設置してあるので、バイクで佐渡をツーリングする人々や海水浴客の強い味方になるかもしれない。これらの遊びを個々に楽しめる店舗は島内各所に点在していたが、それらを1箇所に集約し、しかも飲食物を安価で提供するコンセプトのお店は都会では、それこそ石を投げれば当たるくらいの距離に密集しているが、佐渡では初めての登場だ。自遊空間佐渡店の経営者は、このお店を実験店と位置付けているようだが、都会ではどこにでもある、弁当チェーン店のホットモットが佐渡で大成功したように、島民にとって物珍しいこの種の店舗は必ず成功すると確信している。だが、筆者は、子供や老人が楽しめる遊びよりも女遊びの方が好き!従って、自遊空間佐渡店の経営者や店長さんにお会いする機会は無いと思う。しかし、自遊空間佐渡店の経営者と筆者は共に島外在住で、しかも佐渡のサービス業のレベルに関する認識が共通しており、妙に波長が合う。だから、自遊空間佐渡店の発展を願い心からのエールを送りたいと思う。経営者のブログによると、島外者の利用比率は8%程度で伸び悩んでいるそうだ。あまりお金を使いたがらない佐渡島民は、せいぜい1〜2時間程度遊べば帰っていくのが大半だろう。ネットカフェ収入の大口は客単価の高い長時間パックを利用する島外客だ。ネットカフェを宿泊施設代わりに使用し、宿泊料を安く上げようと言う島外観光客の利用率が上がらなければ、いくら佐渡島民が多数押し寄せても薄利多売で、収益はさほど増えまい。経営者が焦る理由がよく分かる。当ブログの読者で本州本土在住者の数は、氏のそれの比ではない。「佐渡観光に行って、何もわざわざ新潟には幾らでもあるネットカフェなんぞに寄る必要はない」と言うのが大方の読者の気持だろうが、あの佐渡の翼が話題にしたと言う事が記憶の片隅に残れば、それで充分テコ入れにはなるだろう。

佐渡にはビデオのレンタル店はあるが、それを鑑賞できる個室ビデオ店と言う物がない。レンタルないしは購入したアダルトビデオを自宅で鑑賞するのを憚られるおとーさん達の中には、それらのDVDを自遊空間佐渡店の個室に持ち込み(DVDの持ち込み可は電話で確認済み)、それをパソコンで鑑賞したがる人がいるであろう。そのために、個室にはテイッシュとゴミ箱が設置されていると思うのだが(設置されていなければ、店内で販売すればよい)。。。かつては佐渡島民が新潟出張の折に、個室ビデオ店に入りこっそり抜いていたと思われるが、これからは堂々と胸を張って入店して抜きまくれる。ネットカフェで抜くのは別に違法でも何でもなく合法である。射精産業の無い佐渡では手軽に抜ける場所として今後自遊空間佐渡店は人気を博するかもしれない。更には、低性能のパソコンしか持たない人が、このお店の高性能パソコンを使用し、動画を短時間でUSBにダウンロードして持ち帰るなど、様々な楽しみ方がある。こうした需要を見込めば、子供からお年寄りまで幅広い年代の人が利用できるので、経営は順調に推移すると筆者は予測している。かつて、佐渡汽船両津港ターミナル前に、「クレバーキャット」と言うインターネットカフェがあった。それは、喫茶店の中に、2台のパソコンと一台のコピー機を置いただけの簡単な造りで24時間営業ではなかった。それゆえ、好立地にありながら、数年で廃業に追い込まれてしまった。その点、自遊空間は、大手コンビニのように経営基盤はしっかりしているし、コンセプトもはっきりしており、他に競合店もないので当分は安泰だろう。観光客の多い夏場は賑わっても、主として地元客だけになる冬場をどう乗り切るかが今後の課題だ。なお、ホームページには明記されていないが、飲食物の持ち込みは禁止されている。

蛇足だが、自遊空間佐渡店の経営者さんは、筆者が不特定多数の人々に接する職業ならいつかは身元が判明すると書いていたが、これは正しくないと思う。何故なら、サービス業のほとんどは不特定多数の人々を相手にする、逆説的だが、だからこそばれないのだ。ばれるとすれば、所掌する特定の分野の人としか付き合いのない中央省庁の官僚だろう。官僚ならば文章を書くのはお手の物だし、法律にも詳しく、政界の裏事情にも精通している。この程度のブログを書く能力も資金力もある。だが、官僚がこのブログを運営すればたちどころに身元が特定されるであろう。

自遊空間佐渡店を考える    投稿者:佐渡の翼

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自遊空間佐渡店には24時間営業ならではの問題点がありそうだ。佐渡では独立したゲームセンターがあるのはここだけであり、それゆえ、18歳未満の中高校生が親の目を盗んで深夜にゲームセンターに出入りし、徒党を組んで非行化する懸念がそれである。だが、それらを予防するためのノウハウを自遊空間側はお持ちだろうからそれらは杞憂に過ぎないのかもしれない。飲食物持ち込み禁止にしても、通常の飲食店ですらそれらを持ち込む島民がいるくらいである、いちいち手荷物検査をしてから入店させる訳にもいかないので、こっそり持ち込む客は多分いるだろう。「飲食物の持ち込みはご遠慮下さい。場合によっては持ち込み料を頂くことがあります」とメニューに記載した飲食店(既に潰れている)があったのを覚えている読者は多かろう。ネットカフェで売り上げを増やすには物販の売り上げ比率を増やすのが基本である。それゆえ、飲食物を持ち込みたがる島民性を鑑みると、今後これは悩ましい問題になりそうである。自遊空間の利用規約には「18歳未満のアダルトコンテンツの利用は禁止」と書かれているが、これもすり抜ける輩はいよう。

自遊空間佐渡店だけの特異な料金体系である、パック料金の島外客100円増し制度は、そもそも、離島ゆえに物資調達が割高になる分は佐渡島民が負担してしかるべきなのに、島民客の負担を軽減して彼らを囲い込むために、お店側がそれらを島外客に転嫁した結果に過ぎない。「本来佐渡島民が負担すべき料金を何故私達が肩代わりしなければいけないの?島民が負担すべきお金を島外客に転嫁するのは筋違いでは?他の商業施設も同じ条件なのに、観光客から割増料金を取ったと言う話は聞いたことがない」と、この特異な料金体系に首を傾げる島外客は多かろう。かつて、佐渡の宿泊施設に宿泊した島外からの観光客に対し、一律に100円程度を課税する入島税(入島税であり、入湯税ではない)の導入が議論された事があったが、観光客の減少を懸念する人々の反対で計画は頓挫した。今回の島外客からの100円徴収制度は、スタッフからのアイデアを採用したものだそうだが、入島税の発想を一商業施設の営業戦略に組み込んだものであろう。本人確認制度を上手く利用した、島外客100円割り増し制度が、島外観光客の利用率低迷の一因かもしれないし、例えそうではないとしても今後波紋を呼ぶ可能性は排除できまい。たかが、100円、されど100円だからだ。筆者を始めとした島外観光客の多くは、割り増し料金の金額の多寡を問題にしている訳ではない。問題視したいのは、あくまでも、お店側が利益を上げんがために、一部のコンシューマーに不当な負担を強いている手法そのものが明確な点である。繰り返すが、この負担が重いか軽いかはこの際問題ではない。問題視されるべきは手法そのものなのだ。お店側は言うだろうか、その手法が気に食わなければ来店するに及ばずと。だが、今後、島外客の利用率低迷が続いていけば、割り増し料金問題を含めた島外客誘致に関する戦略全体の練り直しを迫られるのは必至であろう。

筆者は思う、「島外客に余分の金を払わせるのではなく、島民客割引制度の背後にそれを隠しておけば、島外客の反発は招かなかったであろうに」と。つまり、結果は同じ事だが、3時間パック料金を1150円(現在は1050円)に設定し、「島民なら100円を割り引きますよ」のような料金体系にすれば良かったのだ。つまり、それぞれのパック料金に100円を上乗せした価格を初期価格に設定し、そこに島民限定の100円割引制度を導入しておけば、どこからも文句は出なかったと思う。この料金体系ならば島外客の見た目の割高感は解消されるし、島民も値ごろ感を感じられるので一石二鳥である。要はやり方次第であり、島外客割増制度のアイデアを出したスタッフもそこまでは頭が回らなかったのだろう。これからも試行錯誤は続くと思われる。なお、画像は自遊空間佐渡店経営者様のブログから引用させて頂いた。

 

 

ファンタオ(佐渡市両津)      投稿者:佐渡の翼

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5月2日、筆者は両津にあるファンタオさんを訪ねてみた。午後12時10分にお店にお邪魔したら既にほぼ満員のご盛況!かろうじて後方の6人掛け席が空いていたので取りあえずここに座った。だが、団体さんがやってきたら相席になりそうだったので、二人組が退席した後の4人掛け席へと素早く移動した。入り口部分に出世街道のマスターのノリで、「冷やし中華頼んだら、無いっていわれたぜ、しかたがないから普通のラーメン頼んで冷めるまでまったぜ、そしたら閉店だって言われたぜ、ラーメン食べずに会計したぜ、どうだワイルドだろ!?」との文言が掲示されており、その上に、にんにく醤油味の風神ラーメン(750円)の写真が貼り付けてあった。これでいいやと思い、そのラーメンを注文した。9分ほどで出来上がった。すぐに出てくる訳ではないが、それほど待たせる訳でもない、丁度いい出来上がりタイミングである。一瞬、岩海苔の香がプーンと鼻を突いたので、にんにくと合うかなあ〜と思ったが、食べ進むうちに、相性のよさが理解できた。具はこれ以外に、ネギとかいわれ、煮卵、チャーシュー2枚である。唐辛子も入っていたが辛さはさほど感じなかった。スープを一口啜ってみたら、にんにく味をほどよく抑えたまろやかな風味で、誠に美味しい!だが、チャーシューは冷たくは無かったが柔らかさに欠けており、麺好や ゆうじに修業に行かないと、今秋登場予定の「佐渡の翼君美味しい店リスト」からはずしちゃうかも。。。

煮卵は黄身まで味がよく滲みており美味しかった。麺は中太麺で、その独特のもちもち感がスープとよくなじんでいる。ラーメンの味は、麺、スープ、トッピングする具材の三種及び、麺とスープの絡み具合によって決まる。ファンタオさんはこの4点をほぼ過不足なく満たしており、特にスープの美味さは群を抜いている。前回訪問時に「レンゲを持ち帰らないで下さい」と言う張り紙に笑ったと記述したら、さすがに、持ち帰る客が減ったか、店側が恥ずかしいと感じたのかどうか分からぬが、この張り紙は消えていた。客が退席するとすぐに次の客が入ってくる。非常に客の回転がいいのでその繁盛ぶりがよく分かった二度目のファンタオさんだった。

追記:当ブログの昨日の「自遊空間佐渡店」に関する記事中の種々の問題提起に関する、経営者様の受け止め、並びにそれらに対する真摯な回答及び経営者様のブログ記事中の疑問点に関する回答は、精査の上、一括して明日の記事としてアップ予定です。


自遊空間佐渡店の経営者様に対する回答    投稿者:佐渡の翼

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自遊空間佐渡店は、全国展開をするネットカフェチェーン「自遊空間」に所属する佐渡店舗であり、当然そこには現場スタッフを指揮監督する立場の店長がいる。更にその店長の采配を大所高所から指揮監督し、今回の佐渡出店に際し、事前に佐渡島内を綿密にリサーチし、店舗の運営並びに店内構成作業に尽力した人物がいる。その人物とて、「自遊空間」本部からの指揮命令系統下にあり、独自の判断・裁量で行える事は限られていよう。地域店舗の独自性を発揮しつつ、チェーン店ならではの均一したサービスを提供しなければならず、その経営は相当な困難を極める。そんな中、幾つかの目論み違い、思惑はずれはあったものの、まずは順調な船出を果たした事は誠にもってご同慶の至りであり、心よりお祝い申し上げる次第だ。以上で互いのエール交換は終了とし、本題に入らせて頂く。

1)18歳未満の客の非行化懸念に対しては、氏のブログに記載されているような様々な防犯対策を行っているだろう事は容易に想像できたが、個別具体的な記述が過去のブログ記事には無かったので、親御さん達の不安を払拭する意味からもきちんとブログでそれらを広告すべきと思い、あえて「そのノウハウはお持ちだろうが」と言うような抽象的な表現で誘導質問をさせて頂いた次第である。氏の記事を読めば、いかに自遊空間佐渡店が18歳未満の青少年の健全なる保護育成に配慮しているかが分かるので、保護者を含めた子供世代の客層が安心して来店できる好材料が提供できたのではないだろうか。

2)店内への飲食物持ち込みに関しては、佐渡では他店で購入した商品よりも、自宅で作製した弁当・惣菜の類を持ちこむケースの方が多く、それが危ないと思われる。今後暑さが厳しくなると、自宅での調理品は殺菌処理が不充分な場合、食中毒の危険性が高まる恐れがあるからだ。これはあくまでも仮定の話だが、利用客が規則に反し、自宅で作製した飲食物を持ちこみ、それらを店内で購入した飲食物と共に摂取し、食中毒症状を訴えた場合は、保健所は原因菌特定のために、患者の自宅並びに自遊空間佐渡店の厨房内にまで立ち入って食品サンプルの検査を行うだろう。そうなると、厨房部門に瑕疵はなくとも、検査結果が出るまで営業停止となる上に、飲食物の持ち込みを許すような管理体制があったとして、その管理責任が問われかねない。転ばぬ先の杖として、店内に「食中毒の危険性が高まる季節を迎えました。自宅で作製した飲食物を持ちこみますと、その可能性が高まる恐れがあります。当店では飲食物の持ち込みは一切厳禁とさせて頂いております。お客様のご理解とご協力のほどをお願いいたします」程度の趣旨の張り紙を店内各所に掲示しておいた方が無難であろう。充分な管理体制を敷いていても、18歳未満のアダルトコンテンツ持込同様、それらをすり抜けて飲食物を持ち込む利用客はいるかもしれないが、最後は利用客の良識と自己責任に頼る以外に手立てはなかろう。なお、蛇足だが、食中毒は夏場だけとは限らない、冬にはノロウイルスによる食中毒があるので通年で注意が必要だ。

3)島外の利用客に関しては、氏と筆者の間にはその認識に対するずれは無い。筆者は過去5年間、氏よりも遥かに多く、冬場の佐渡を訪ね、お宿に宿泊した経験を持つ。その豊富な経験を基に言わせてもらえば、冬場の宿泊客に、筆者以外の観光客を見つけた試しはただの一度も無かった。筆者以外は全員、地元客か仕事がらみの客であった。そうしたビジネスユースの客の中には快適さを犠牲にしても、より安価なナイトステイが可能な施設の利用を志向する人々はいるだろうから、今後、そうした人々が自遊空間側に流れて来る可能性は無視できまい。それをビジネスチャンスと捕える氏の見識は高く、多分それは目論みどおりになり、既存の宿泊施設を脅かす存在になりうるであろう。

冬場は、佐渡グランドホテルは閉館するし、春まで営業を休止する民宿だってたくさんある。だがビジネス客達は宿泊料金が安くなる冬場に安宿を探しては泊まり歩いている。海外旅行が趣味の人のサイトを見ると、海外では一泊素泊まり2000円から3000円がバックパッカー達の定番価格だそうだ。部屋はと言えば、ベッドと小机が置かれただけの空間で、バストイレは供用だ。まるで監獄のような趣の部屋だってある。それに比べれば、同様の価格帯で、高速ネットとテレビが見放題で、食事は24時間いつでも注文できて、仕事に疲れたら、ビリヤードやダーツも楽しめるし、新着雑誌や漫画もよりどりみどりのナイトステイ可能な「自遊空間佐渡店」は天国だろう。

4)画像は、7月16日の午前9時頃に撮影したものである。この日、筆者は自遊空間佐渡店を視察した。と言っても外観視察のみで店内には立ち入らなかったのだが。。。週末のこんな早い時間にも関わらず、お店の前の駐車場には数台の車が停まっていたし、何人かの親子連れが店内へ吸い込まれる様子を目撃したので、氏が言うところの週末の家族割り利用の増加は事実であろう。

5)氏はビジター料金制度のアイデアは氏の提案が採用されたとしているが、筆者がそれはスタッフからの提案ではないかと推測判断した根拠のブログ記事は、

「2012-06-27 15:31:11:自遊空間佐渡店にご案内6」の記事である。そうだと推測した記事部分を以下に抜粋引用する。

「さて今度の佐渡店を企画するにあたって大きな議論の一つが、料金をどの様にするかでした。確かに離島である佐渡での建築コストなどの初期投資並びに稼働を始めてからの運営経費は、今までの店舗より確実に高くつきます。途中に佐渡汽船という媒体を挟む事で、物品には確実に船運賃が加算されます。それら諸々を加味すれば自ずと価格は高く設定しなければならないのですが、そこは佐渡とは言えなるべくリーズナブルに抑えたいのが偽わざる心情でした。その経緯の中で、佐渡にお住まいの方々からではなく、佐渡を訪れたビジターから若干高い費用をいただくという、今回初めて採用したホーム料金とビジター料金の2本立てというアイディアが生まれ採用されました。」

最後の「アイディアが生まれ採用されました」と言う文言だが、どこから生まれ、誰によって採用されたかが明示されていない。当然、この文脈の前後の流れから、スタッフミーテイングか何かで誰かが提案し、それを氏が採用したと受け取られてもしかたあるまい。少なくとも筆者はそう受け取った(結果的には誤解でご迷惑をおかけした事はお詫びしたいが)ので、「スタッフからのアイディアを採用したものだそうだが」と記述したのである。氏は、そのような誤解を招きたくなければ、「今回初めて導入されたホーム料金とビジター料金の2本立てという料金体系のアイディアは私が提案し、本部から承認され、採用されました」と具体的に正確に記述すべきではなかっただろうか?ま、分かりやすく書き換えれば済む話なので、些細な事ではあるが。。。これで氏の疑問は氷解したと思う。なお、更に細かい事を言えば、「偽わざる心情でした。」ではなく「偽らざる心情でした。」が正しい日本語である。

6)100円割り増し制度の説明文言については、今後の自遊空間佐渡店のHPの記載を注視したいと思う。

以上、長々と書いたが、自遊空間佐渡店は、人間で言えばよちよち歩きのようなもの。今後の発展変化に無限の可能性を秘めた面白い業態のお店である。このお店の益々の発展を祈念し、筆者はこの辺で筆を置きたいと思う。ちなみに7月16日の氏のブログの社長ジャンルランキングは、自遊空間佐渡店オープン3日前の6月26日の93位から一挙に7位も順位を上げて86位と過去最高を記録した。しがない当ブログなのに、そこで紹介しただけでこんなに順位が上がるのだから、何がしか、人さまのお役に立っているのであろう。

佐渡汽船レンタカー前で見つけた宣伝パンフレット。

デジブックの不具合     投稿者:佐渡の翼

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7月上旬のとある日に、銀座松屋内の日本料理屋「つる家」を訪問した時のデジブックを作成しようとしたら、ネットに接続しているのにも関わらず、「ウエブページにアクセスできません」と言うエラーメッセージが表示されるだけで、一向にデジブックが作成できないと言う不具合に見舞われた。早速、プレミアム会員専用のサポート電話に繋げて解決法を尋ねた。すると担当者は、「遠隔操作により、当方のコンピューターを操作して解決する」と言い、遠隔操作をするのに必要なソフトのダウンロードを指示してきた。デジブックの担当者と当方のコンピューターが繋がったところで、筆者がデジブックの作成を試みたら、やはり同様の症状が再現された。そのため、担当者は、不具合は当方側ではなく、デジブック側にあると診断し、開発担当の者と相談の上、解決法を数時間後にメールで連絡すると言った。デジブック側に言わせると、筆者のデジブックの数は870を超えており、いまだかつてこれだけの膨大な数のデジブックを作成した人は皆無のため、こうした不具合の発生は想定外との事だった。解決法は、「いままでのデジブックが納められている本棚とは別の本棚を新たに作成したので、その本棚にログインしてからデジブックを作成して欲しい」と言うものであった。そのため、過去のデジブックを編集し直したい時は、いちいちログアウトした後に、旧本棚にログインし直すと言う手間を強いられる事になった。

この応急手当的解決法により、当ブログの読者は、今までならば、ブログ記事の下方にあるデジブックの「詳細」と言う部分をクリックし、現れた画面の右上にある「発表数」の右側部分をクリックすると、筆者が作成した最新のデジブックを含めた全てのデジブックの閲覧が可能だったが、これからは、飲食店訪問の記事掲載に先行して公開されたデジブックの事前閲覧が不可能になる。技術開発がそこまで追いついていないため、「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」で、大量のデジブックを作成すると不具合が発生してしまうのだと言う。筆者が作成したデジブックの大半は佐渡関連の物である。いかに、佐渡を紹介するためのデジブックが大量に生産されたかを物語るエピソードであった。

2012年5月19日の日記パート2(美しく年を重ねるには)  投稿者:佐渡の翼

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日本では70歳以上の人を高齢者と呼ぶそうだが、最近そうした高齢顧客に接する機会が増えてきた。

1)無駄な事をしなくなるが、無駄な物を溜め込みたがる、2)危険な事をしない、(危ない事をすると年寄りの冷や水と言われるから)3)過去の思い出に浸る事が多くなる、4)働く意欲を失くし年金に頼ろうとする、5)人生の終焉を迎える準備をする、6)病院通いが仕事になる、7)歩くのが面倒になり、つい公共交通機関に頼ろうとする、8)同年代の人の葬式に出席する機会が増えた、9)格好を気にしなくなった、(逆に、妙に若作りをするのも感心しない。それが本人に似合っていればいいが、似合わなければ、いい年こいてと言われるのがおちだから)10)年下の男女にもてたいとは思わなくなった。11)動く時「どっこいしょ」と思わず掛け声をかけるようになった。12)電車に乗るとすぐ座席に座りたがるし、階段よりもエスカレーターの方を選ぶ。以上のうち、一つでも当てはまれば、実年齢はどうあれ心理的には高齢者の仲間入りを果たしたと思った方がいい。筆者にとっては聞けば聞くほど暗くなる話だが、身につまされる読者は多かろう。

これに対し、セックスは死ぬまで現役、1週間に1回はステーキを食べる健啖家、毎日のウオーキングを欠かさない、若い女性を見ると胸がときめいたり、欲情する、生活習慣病の既往がない、格好が洒落ていて茶目っ気がある。こうした人々は幾つになっても若々しく見えるし、輝いている。年齢を重ねると人生経験が豊富になり、若造とは違う視点で世の中を俯瞰できるし、経済力も増す。石原都知事の著書に「老いてこそ人生」と言うのがあるが、綺麗に年を重ねた人ほど素敵に見えるし、尊敬に値する。そういう生き方ができる人を粋な人と言うのだろう。筆者も大いに範としたい人生の先輩が何人かいる。彼らは例外なく、幾つになっても年齢を感じさせないからさすがだし、筆者も将来そうありたいと思っている。

佐渡博物館(佐渡市八幡)    投稿者:佐渡の翼

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佐渡博物館は、佐渡八幡館の丁度隣にあり、佐渡における第一号の博物館のようである。この博物館の敷地と建物は新潟交通の所有で、市に無償で貸与されている。そのため新潟交通の観光バスの見学コースに組み込まれており、訪問当日は雨ながらけっこうな数の観光客が来館していた。受付で入館料の700円を支払うと、おじさんは、まず2階へ行くように促した。2階では佐渡金銀山遺跡の展示会が開かれていたからだ。見ると相川郷土博物館とさほど変わらないような展示物であり、適当に見ておいてから真向かいの「歴史、考古、自然、民族」をテーマとした展示場へと移った。一番奥に、佐渡の文化年表が張られていたが、この年表の前で、おじさんとおばさんが話しをしていた。おばさん曰く「佐渡はねえ〜、日蓮とか世阿弥とか順徳上皇とか、相当偉い人達が流されてきたのよ、そして彼らはそのDNAを島中にばらまいたから、佐渡には高貴な人の末裔がたくさん住んでいるんだよ」と知ったふうな口をきいた。ちょっと待てよおばさん、日蓮が女を作って子をもうけたと言う話は日蓮関連の書物をいくら紐解いてもお目にかかったためしはない。そして、世阿弥はいざしらず、上皇は女官をお連れになり、その女に産ませた子は全て嫡子としたはずだ。さすれば、女官の目を盗んで島の女に手をつけて産ませた御落胤以外、上皇のDNAは島には残っていないはずだし、たとえ残っていたとしても当の昔に死に絶えているだろう。大体、佐渡が高貴な人の末裔でいっぱいならば、お互いの足を引っ張り合ったり、中傷を生き甲斐とするような馬鹿者共が跋扈するはずがなかろう。おばさんのような誤解をしてくれる観光客がたくさんいるのだから、高貴な政治犯を島流しにした甲斐はあったのかもしれぬ。

新潟市から来た観光客が朱鷺の剥製を見つめながら「どうして朱鷺は乱獲されて減ったの?」と受付のおじさんに尋ねていた。するとおじさんは「人間が農薬を田んぼに撒き散らしたため餌のどじょうが減り、その結果個体数が減ったんだよ。原発と同じで人間が開発したものが周囲の環境を悪化させているのさ」と実に的外れな答えをした。そうじゃないだろう、おじさん、「朱鷺は棚田を荒らす害鳥だったから人間に駆除されて数が減った。そして農薬散布による餌の激減がその減少に更に輪をかけた、と言うのが正しい答えだろう」、筆者は心の中でそう叫びつつ階下へと向かった。

1階には新穂が生んだ天才画家「土田麦僊」の素描画が展示されている。筆者にとって絵画の価値などはそれこそ豚に真珠だが、素人目にも一見の価値はありそうな素描画ばかりが並んでいた。1階で面白い物を見つけた。佐渡を駆け抜けた文人墨客の中にあのノーベル賞作家「川端康成」の写真があったからだ。川端と佐渡とはどういう関係なのだろうか?

http://www.digibook.net/d/84c58fdfa09aa4483c4db2d560282e66/?viewerMode=fullWindow

2012年5月20日の日記(smart cool biz) 投稿者:佐渡の翼

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5月7日の午前3時半、筆者はトイレ休憩のために関越道の上里サービスエリアに立ち寄り、ライトを消し車のエンジンを切った。すると、「check low beam light」と言う警告メッセージが点灯した。今年の1月の定期点検時にライトのバルブを交換したばかりなのにおかしいなあ〜と思った。幸い、夜間の高速道路はHigh beamで走行するので、取りあえず帰京してからdealerへ車を持ち込んで修理してもまだ間に合う、そう思い直して帰京の途に付いた。そして今日、ようやく暇ができたのでBMWのdealerに車を持ち込み、不具合箇所を診断してもらった。するとメカの担当者は、「バルブを填め込むコンセント部分が焼けて溶けている。部品を取り寄せるのに2日ほどかかり、修理作業には2時間ほどを要する」と言った。即座の修理は諦めざるをえず、取りあえずdealerに車を預け、1週間後に車を引き取りに行く事にした。BMWのdealerと言うのは新車販売で儲けるよりも、販売後の車の修理費で儲けているようなものだ。それくらいしょっちゅう車の不具合が発生する。佐渡でBMWを所有する人は、車の維持費に加え、重大な故障時に新潟のdealerまで車を運び込むため、カーフェリー航送運賃を負担できるだけの経済力がなければならぬ。車の持ち込み当日に修理可能な不具合ならば何時間でも新潟で待てるが、もしも部品取り寄せが必要な不具合だったら、新潟・佐渡間の往復ジェットフォイル運賃負担の上乗せを強いられる。だから、佐渡では金もないくせに見栄を張ってBMWに乗ろうなどとは夢にも思わぬ方がいい。

久しぶりに車無しで都心の繁華街をぶらついてみた。小田急百貨店の紳士服売り場を覗いたら、「男性に身に付けてもらいたいクールビズファッションの人気投票」なるものをやっていた。七部から八部丈のクロップドパンツが一番人気で、フルレングスでも裾幅の狭い細身パンツが人気だった。いよいよ、クロップドパンツしか穿かない筆者の季節到来だが、こういうファッションが似合う人、及びそんな格好で家を出ようとしたら奥さんが笑顔で見送ってくれる人の年齢はせいぜい40代までである。この年齢を超えてそんなファッションに挑戦しようものなら、奥さんが「年を考えろ」「いい年こいて」「私が恥ずかしいから止めて」と必死に引き止めにかかるだろう。誰しもいつまでも若々しくいたいものだし、若返りたくもなる。だが老いと言うものは知らない間に忍び寄る。特に女性は肌の衰えが急速に顕わになる。自分ではまだまだ若いと思っていても、肌のツヤやハリの経年劣化は厚化粧では隠しきれない。20代の頃はキャバクラのスカウトマンから頻繁に街角で声をかけられていた美人女性ニュースアナウンサーがしみじみ述懐していた。「30になったら、自分ではそれほど変わったとは思わないのに、スカウトからの声がピタッと止んだ。スカウトマン達は賞味期限切れの肌の微妙な変化をめざとく見極めていたのよ」と。「年だからもういいや、若作りしても笑われるだけ」と格好にこだわらなくなった途端に永遠に若さとおさらばになる。いつまでたっても若さを失わぬのは、不老長寿の遺伝子を持つ佐渡の翼教の教祖様以外は見果てぬ夢なのさ。

 

 

レンスポルトカフェ(佐渡市真野)    投稿者:佐渡の翼

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5月3日は午前中は雨だったが、昼過ぎにはそれは次第に小止みになってきた。筆者は11時45分頃にこのお店にお邪魔した。このガレージカフェ、以前は「囃子屋」と言う喫茶店で、筆者もかつてアイスコーヒーを飲みに立ち寄った事があった。この「囃子屋」が閉店したのは昨年であるが、その後、その店を改装してお洒落系カフェとして再スタートさせたのが「レンスポルトカフェ」さんだ。場所は、真野小学校の丁度真向いにあり、正面に白いポルシェが置かれている。どこかのブロガーが「レプリカのポルシェもあった」と書いていたが、これは本物のポルシェだそうだ。筆者が愛車で乗り付けると、眼鏡をかけたお店のママさんがめざとくこのドイツ製の高級車のナンバープレートに目を付けた。「○○から旅行でいらっしゃったんですか?」と問われたので、「そうです」と答えたら、「実はうちの父が○○に住んでいまして」と話し始めたので、「○○に住んでる訳ではないんですが、関東から来ました」と適当にはぐらかしておいた。このポルシェ、昔のトヨタのセリカXXを彷彿とさせるような格納式の前照灯を備えたモデルである。

店内には、4人掛けのテーブル席が2席、二人掛け席が2席、そして一番奥に二人掛けのグリーンのラブチェアーが置いてあった。椅子の色は、茶色、ブルー、グリーン、白の4色だが、椅子やテーブルは安っぽい仕様で、ま、ごく普通のカフェのそれであった。テーブルの上にはヨーローッパのホテル名がプリントされたステッカーが幾つか貼られていた。お店は、ご夫婦とその息子さんらしき人の3人で切り盛りしているようだった。メニューを見たら、煮込みハンバーグ、ミートスパゲッテイ、豚とキャベツのスパゲッテイなどのありきたりの物ばかりだったが、「ホワイトソースとチーズのトースト、野菜サラダ付き」(700円)と言うのがあったのでこれとアイスコーヒー(200円)を注文してみた。7分ほどでトーストが出来上がった。まずホワイトソースとチーズの塊をフライパンに乗せ、次いでその上にパンを乗せて焼き上げ、更にその上にチーズとケチャップをかけて仕上げたような感じであった。お味は、渋谷のトゥモロウランドが入居するビルの隣にある、ヒステリックグラマーカフェで食べたオープンサンドイッチとほぼ同じ味がした。お野菜は、茄子、サツマイモ、人参のソテーである。表参道あたりのそんじょそこらのカフェ顔負けの味で美味しかったな。分量も女性向けでほどよい感じである。「囃子屋」の時は片田舎のカラオケボックス風、もしくは場末のスナック風のソファー席でやや薄暗い感じであったが、このカフェは、アーリーアメリカンの西海岸風で明るい感じであった。

民宿「桃華園」(ここは強制収容所か?)    投稿者:佐渡の翼

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5月3日の佐渡は朝から雨で、これが終日降り続いた。当然幾つかの予定変更を余儀なくされた。だが、嫌な雨空同様もっと嫌あ〜な結末が待っていたとは夢想だにできなかった。金井の新保から大佐渡スカイライン方向へ向けて北上すると、やがてラブホテルの「かくれんぼ」が左手に見えてくる。そこを過ぎてしばらく行くと右手にこの民宿がみえた。午後3時45分頃にお宿に到着した。玄関を見たら、民宿と言うよりも合宿所と言った方が正しいような靴の散らかりようだ。玄関から階段を上ると、宿泊客の浴衣、布団カバー、敷布、家族の服などの洗濯物が干された物干し部屋を突き抜けてから、6畳ほどの小部屋へと案内された。部屋に入ると唖然とした。部屋の壁はベニヤ板張、天井の蛍光灯は二本抜かれており、この蛍光灯を点灯するスイッチを覆うカバー部分はガムテープで仮固定されていた。そして極め付けは木製の二段ベッドである。起き上がると天井に頭をぶつけてしまうほどの狭さだ。座布団の一部は薄汚れており、掃除した女の髪の毛が一本落ちていた。ドヤ街の簡易宿泊所の方がまだましだと思えるくらいの猥雑さだ!筆者にとっては、レオナルド・ディカプリオ主演の映画、「シャッターアイランド」に出てくる精神病患者の強制収容所としか思えなかった。多分この環境では治療になるまい、益々鬱屈した気分になるからだ。右隣の部屋からは、時折「キャア〜」という赤ん坊の声が聞こえてくる。これが金切声で響くので頭が痛くてしょうがない。どうやら家族の寝室のようであった。この部屋の名称は「金北一号」、入り口部分はガラス張りで、どこぞの性風俗店のように、内側からカーテンで目隠しする構造になっており、左隣は「金北二号」で、ここは従業員の部屋のようであった。赤ん坊部屋の名称は「妙見」で、この部屋の換気扇スイッチが何故か、筆者が宿泊した部屋に設置されており、「スイッチを入れるとうるさいのでさわらないで下さい」との注意書きが壁に貼られていた。民宿には珍しく冷蔵庫が設置されていたのが唯一の救いではあったが、5月初旬とは言え、金井の山中ではまだ朝晩冷え込むのだろう、こたつと電気カーペットがいまだに残されていた。トイレは和式で家族と客の共用で、トイレットペーパーが底を突きかけていたので、明日の排泄は我慢しようと心に決めた。もう一刻でも早く退散したい気持ちになったが、いかんせん、一泊二食で予約しておいたのだ、もう逃げられない。

こうなりゃ、ひたすら自虐ネタで書き進める以外に手はない、と言うかそれしかストレスを発散させる手段はなかったのだ。4時を過ぎたところで女将さんがお風呂の案内に来た。この女将さん、時に命令口調で話し、年齢を問わず客は全て学生扱いするようであった。さすがの翼君の冗談も通じないくらいだったからだ。誤解のないように言っておくが、裏を返せば、それだけフレンドリーで率直な人柄と言う意味であり、好感は持てた。風呂場は何故か塩釜湯と言う触れ込みで、1階部分にあり、お部屋とは繋がっていなかった。つまり屋外にあるので、今日のような雨の日は、収容所から一旦外に出て傘をさしていかねばならぬ。「もうほとんど漫画の世界ですよねえ〜」と女将さんは物凄く自虐的に言ったが、「漫画の世界の方がまだましだよ」と筆者は心の中でつぶやき返した。風呂は所謂24時間風呂で、民宿「津島荘」同様、製造会社名での「湯船の中でのシャンプーや石鹸のご使用は絶対ご遠慮下さい」と言うあの文言が掲示されていた。


桃華園の夕食(ムンクの叫び)     投稿者:佐渡の翼

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お風呂は快適であった。この宿の唯一の褒めどころは、お風呂と冷蔵庫の設置だけ!あとは合宿所と寸分違わぬと言っても過言ではあるまい。夕食は午後6時に本館1階の食事処に用意されていた。びっくりしたのは、宿泊客の数だ。あのホテルみさきのピーク時を遥かに上回る19人もの宿泊客がいたからだ。駐車した車のナンバーを見たら、「室蘭」「三重」「群馬」あたりから来ている客もいた。こんな収容所、多分ネットで安い宿を探してきたんだろうなあ〜、はるばる北海道から。ところが、「蓼食う虫も好き好き」とやらで、こんなところに連泊する人もいるようであった。当然、連泊者を除き全員同じメニューである。茹でずわい蟹は半身だけで、これが冷凍解凍物で美味くはないので、一口つまんだだけで終了!だが、隣のバイク野郎共は美味そうに蟹にかぶりついていたので、どういう味覚構造の持ち主なのだろうか?四角い弁当箱の中には、長藻、金目鯛のブツ切の煮つけ、バイガイ2個と漬物、新潟名物、「のっぺ汁」が入っていた。全て冷たい料理ばかりである。長藻は一口食べたら生臭かったので止めておいた。魚の煮つけは冷え切っており、不味そうに見えたので食べずにそっくり残した。バイガイ2個と漬物だけは何とか食べられるレベルであったが、冷えても美味しいはずの、「のっぺ汁」は臭みが残り、とてもじゃないが食べ続けられる代物にあらず!かろうじて、烏賊、鯵、蛸の刺身が山中の宿にも関わらず美味しかった。ご飯と味噌汁はパスしておいたので、これらとバイガイ2個と漬物及び「のっぺ汁」で何とか腹を膨らませておいた。刑務所さながらの臭い飯を連想させる臭い夕食と言っては失礼だが、そんなレベルなんですよお〜。部屋に戻り、缶チュウハイ二本を煽り、ふて寝を決め込んだ。すると女将がやって来て、「柿のシャーベットをお食べにならなかったのでお持ちしました」と、ガラス戸の外で跪きながら言った。「なんだ看守が来たのか?」、そう冗談を呟いた後、「そんな物はいらないよ」と追い返した。冷たい雨はまだ降り続いている。エアコン暖房を一時間ほど運転させてから就寝した。ほとんど受刑者の気分である。こんな事を書くと、待ってましたとばかりに、「盗作した前歴があるんだから、罰を受けていい気味だ」と書き込みたくてうずうずしている連中がいまだにいるだろうから、先手を打って書いといてあげるよ。「もう知らない民宿に宿泊するリスクを負うのは止めにしよう」そう固く心に誓った。

 

桃華園の朝食(さらば国仲の民宿よ)     投稿者:佐渡の翼

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翌朝は午前5時に目が覚めた。6時になると隣の新生児が起きだして泣き始め、大雨にも関わらず鶯までが泣き始めた。そして筆者の心も泣いてるよ。吉田家、ホテルみさきとゴージャスないい気分で通過したのに、終日の雨を境に宿の不快適さで暗転した。ブログ執筆もいつもの軽妙洒脱な筆致の調子が戻ってこない。駄目だこりゃ、もう一刻でも早く脱出する以外に展望は開けまい。5月5日はようやく雨が上がり、晴れになるとの予報だ。まず、真野の喜重郎商店で洗車をして気分を変えよう。だが、喜重郎商店の開店時間は午前8時頃だから、少なくとも8時までは脱出できない。取りあえず、朝食を食べてから考えよう。そう心に決め、午前7時に朝食会場へ行った。昨夕同様、弁当箱の中におかずが入っていた。野菜サラダ、焼き鮭、金平牛蒡、卵焼きと煮物であるが全て冷たかった。これに、いごねりが付属しており、豆腐と若芽の味噌汁とご飯だけはさすがに温かだった。焼き鮭はホテル新潟のシーズンカフェの温かい焼き鮭と比ぶべくもなかったが、他はそれなりに美味しい。このお宿には牧場が併設されていて、お野菜は全て有機栽培だそうだ。

昨夕が軽めだっただけに空腹も手伝い、ご飯をお代わりして美味しく朝食を頂けた。食でようやく一息ついたものの、収容所生活はもう我慢の限界に達していた。金鶴のコップ酒の酒代込の一泊二食のお代は8800円。一泊朝食のみの「ホテルみさき」の1万ちょいに比べれば文句は言えまい。筆者は、「外海府の民宿はお勧めできますけど、国仲の民宿はお勧めできません」と言いたい。だがこのお宿に連泊したり、はるばる北海道からやって来る客もいるくらいである、安さが魅力なのだろうか?毎年佐渡ロングライド開催の時期になると、常連客が宿泊しに来るそうで、低所得者層にはもてもての民宿のようであった。なお、このお宿、不定期ながらブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/hiro_ron2006)も更新している。最後に、厳しい事を幾つか書いたが、これも大事なお客様からの大切なご意見の一つである、是非とも桃華園さんにはそれらを真摯に受け止めて頂き、より一層のサービス向上に役立てて頂ければと思う。聞けばこの民宿、1990年に奈良から5人の子供達と共に大好きな佐渡へ移住してきた御家族が経営しているそうだ。大変お世話になりました。

 

東京いい店やれる店(これはエロ本です)   投稿者:佐渡の翼

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かつて、小学館発行の「ホイチョイプロダクションズ」の手になる「見栄講座」なる恋愛指南本があった。業界人が出没する港区界隈のお店を紹介しながらデートのノウハウを教授する本だったがいつしか絶版になった。そして今年の7月15日に「ホイチョイプロダクションズ」がその復刻版を出版した。本の題名は「東京いい店やれる店」で、赤い本帯には「これはエロ本です」と書かれていた。つまり、この本ご推奨のお店で彼女と食事をしたら、かなりの高い確率でその後のエッチが可能になると言う意味なのだ。既に首都圏在住の読者の中には、この本を購入し、どうやって彼女を口説こうかと今から思案している御仁も多かろう。この本を読んでみると実に面白い。まるで佐渡の翼のような文体で、思考回路も全く同じなので、思わず笑ってしまう。紹介されている店は、ミシュランの★付き店やグルメガイド本に掲載されているような店ではなく、ホイチョイさんが独自に取材して見つけたコスパの高い、個性的なものばかりである。要するに雰囲気が良くて女の子を口説きやすいお店と四季折々の食材や行事などに関する薀蓄がたくさん詰まった本だが、この本が教唆する通りに実行したとしても彼女とのエッチが保証される訳ではない。ま、話の種にご一読頂ければと思う。

この本は、35歳未満の男子並びに女性の購読禁止を謳っており、40を過ぎた腹出りの中年ちょい悪おやじが20代の可愛い女の子とのエッチを目論む時のマニュアル本の様相を呈しているのだが、果たして当ブログの最大読者たる佐渡島民の役に立つのだろうか?いや、役に立たせるために、筆者が「佐渡いい店やれる店」をここに紹介しておこう。「やれる店の条件とは何か?」、ホイチョイさんの本の11ページにその答えが書いてある。

1)内装のセンスがいい店(心理学者グリフイットによれば、女は快適な空間で過ごした相手の評価を高める傾向があるそうだ)。

2)老舗が経営するなど、社会的評価が高い店

3)客層がいい店

4)夜景が美しい店

この4点を満たすお店が佐渡にある。何を隠そう、このゴールデンウイークにオープンしたホテル浦島東館内にあるフレンチレストラン「ラ・プラージュ」がそれである。告白、プロポーズなど、ここ一番の大勝負の際にもってこいの勝負レストランと言えよう。「アングランパ」に続いて★★★の評価を得たフレンチレストランであり、味の方も勿論折り紙付である。記事の詳細は10月初旬に掲載予定となっているが、それまで待てないと言う人のために、「ラ・プラージュ」のお料理の数々を紹介したデジブックのURLを先行公開しておこう。なお、「ラ・プラージュ」以外にデートに適した、内装のセンスがいい店として筆者がお勧めしたいのは、畑野の神楽と両津の妙生庵である。ホイチョイさんは「やれる店」の条件として、「意外な場所にある店」を最後に掲げている。隠れ家的なお店を知る男性は、女性にとって、未知の秘密の扉を開けてくれる頼り甲斐のある男性と映るそうだ。佐渡における隠れ家的なお店の代表格は、両津のフレンチ「清助」と相川の「のら犬カフェ」であるのは言うまでもないだろう。最後に、ホイチョイさんが第一ページ目に引用した「レミーの美味しいレストラン」のイーゴーの実に含蓄のある言葉を再引用しておこう。

「評論家と言うのは気楽な稼業だ。危険を冒すこともなく、料理人達の必死の努力の結晶に審判を下すだけでいい。辛口な評論は書くのも読むのも楽しいし、商売になる。だが、評論家には苦々しい真実がつきまとう。たとえ評論家にこきおろされ、三流品と呼ばれたとしても、料理自体の方が評論より意味があるのだ」

追記:自遊空間佐渡店さんのHPがリニューアルされました。

 

 

もしも「佐渡伊勢丹」があったなら    投稿者:佐渡の翼

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佐渡市商工観光課は、低迷する佐渡観光を盛り上げる起爆剤として、新潟伊勢丹の佐渡出店を後追しする計画であることを明らかにした。現在でも新潟交通バスステーションに隣接する形で、ギフトショップ専門の伊勢丹関連ショップが営業中だが、伊勢丹はこの店舗を閉鎖した上で、日本海をのぞむ相川地区の高台に新店舗をオープンさせる計画だ。伊勢丹によると、店舗は4階建てで、そのコンセプトは「お洒落で清らかな島佐渡」をイメージしたものになるという。業態は百貨店形式ではなく、島民よりもむしろ、流行に敏感な島外の人々をターゲットにしたセレクトショップ形式にするという。佐渡市商工観光課と東京新宿にある伊勢丹研究所が協同で1年に渡り、綿密なマーケットリサーチを繰り返した結果、充分採算が取れると判断し、店舗開設に踏み切ったとのことである。計画では、1階が、佐渡産の限定品を集めた販売フロア、2階にレストラン街を配置し、3・4階は佐渡市の少子化対策とタイアップした、子供向けのアミューズメントスペースにする予定。島外のマスメデイアが最も注目するのは、1階フロアに陳列されたレア物商品だ。厳選された、「佐渡島内でしか手に入らない名品・逸品」がずらりと並ぶ予定。その一部を紹介してみよう。「佐渡の有名蔵元が貯蔵する門外不出の銘酒を、伊勢丹が独自のルートで買い付け、期間限定及び数量限定で販売する」コーナーが目を引く。日本酒愛好家の耳目を集める存在になりそうだ。女性が喜ぶバッグ売り場には、佐渡特産の竹細工の技法を生かし、ルイヴイトン社とコラボレートした、佐渡限定のルイヴイトンの竹篭バッグが置かれる予定だ。バッグの留め金部分には佐渡特産の赤玉石が配置され、そこにさりげなくLVのロゴが彫り込まれている。竹細工とルイビトンのブランドの融合という意外性が実に新鮮だ。こうしたコラボレーションがしかけられるのも、伊勢丹ならでは。島外のブランド愛好者及びセレクトショップのバイヤーなどが大挙して押しかけそうだ。一方カジュアル衣料のコーナーには、佐渡特産の裂き織り生地で仕立てたジージャン風ジャケットや、尻のフラップポケット部分を裂き織りで作成したTrue religionのジーパンなどがdisplayされていて、若者にも大人気のショップになりそうな予感がしてくる。その他、木で組み立てる佐渡汽船カーフェリーの大型模型、地元の佐渡島民でも知らない隠れた有名史跡の写真集、鬼太鼓の演じ方を収録したDVDなど、大人も子供も楽しめるアイテムでいっぱいになる予定だ。佐渡汽船は、佐渡伊勢丹で1万円以上の買い物をした乗船客に、帰りの船賃を1割割り引くサービスで島外からの買い物客誘致に全面的に協力することを申し出ている。伊勢丹は、佐渡汽船の発着に合わせて、両津港ターミナルと佐渡伊勢丹を結ぶシャトルバスを無料で運行する予定だ。

これは、ルイヴイトンのロゴ入り輪島塗。輪島市が提案したご当地産業とブランド品とのコラボレーション例である。

2階のレストラン街に目を転じると、これまたお洒落なショップが目白押し。このフロアで営業する飲食店は、全て佐渡産の食材だけを使用することを義務付けられている。全国夕日百選に選ばれた相川の夕日を眺めながらのデイナーが楽しめる、懐石風フレンチレストラン「イル・ビゴーレ」は既に半年先まで予約で一杯とのことだ。佐渡出身で首都圏で活躍する若手シェフに経営を委託する。メニューの一部を紹介しよう。「前菜(さざえのうに和え、鮎の一口鮨、しただみのスパイス焼き白アスパラ添え)、有機野菜のマリネ、へんじんもっこの生ハム添え、かぼちゃの冷製スープ、メインは、(佐渡産すずきのロースト、野菜のヌイユ仕立て)あるいは(佐渡牛のロースグリル本わさび風味)のいずれか一品、食後に佐渡産チーズの盛り合わせ、デザートは、沢根団子・自家製のヨーグルトシャーベット、ハーブテイ」。佐渡汽船は、デイナーを楽しんだ後、新潟へ戻る客の利便性を高める意味もあり、従来から要望の高かった、両津及び新潟発9時台の深夜便の復活を検討中とのことだ。

佐渡の地魚をろばたで焼いて料理する居酒屋は島内では定番だが、旬の魚の素材のよさを生かし切る料理人を島内から厳選して採用し、佐渡の旬の魚介類を寛いだ雰囲気で楽しめる、ろばた焼きを併設した和食のお店、「いわゆり」がオープンする。「寒ぶりづくしコース」「牡蠣づくしコース」「ヘルシーな佐渡の海藻づくしコース」など季節毎に、特定食材づくしのコース料理も提供する。都会にありがちな、メニューの品数が多いなんでもありのチェーン店風居酒屋を排し、良質な佐渡産食材のみを使用し、品数を押さえた創作和食料理を提供し、島内外の食通者を取り込む戦略だ。

佐渡島内の隠れた有名ラーメン店が月変わりで出店する、「佐渡ラーメン情話」には行列が絶えないのではないかと、早くもラーメン好きな人々の関心を集めている。島外からの客が行列するため、佐渡島民でもなかなか食べられないという皮肉な現象も起きかねないとの懸念も出始めている。ちなみに初回は、「二見食堂」が出店する。

佐渡前の握りずしコーナーには、佐和田の「りき寿司」が満を持して、「りき寿司プラス」の店名で出店する。内装は、銀座久兵衛の内装をてがけたデザイナーがプロデュースしたもので、シックで落ち着いた店内となっている。味は折り紙つきだが、更に個室も用意されており、洒落たデートスポットとしての利用も想定した作りとなっているのがうれしい。

中華に関しては、出店希望者は多数いたものの、料理の質がチェーン店のそれを越える域を出なかったため、出店は断念し、変わりに、佐渡産和菓子を味わう甘味喫茶を設置することで落ちついた。レストラン街の料理の一部は、1階フロアでも販売される予定だ。イートインコーナーもあり、レストラン街に入りきれなかった観光客が行列するのを心配する声も上がっている。

家族連れの買い物客に配慮し、3・4階のスペースには、やや高級な子供向け用品やおもちゃの売り場が配置され、子供の遊び場や親子の休憩所も設置される。更に保育師が常駐しているので、子供を預けてから、夫婦で映画や演劇を楽しめる、ミニシアターも併設する予定だ。又、島内初のファミリーレストランの誘致も打診中である。

佐渡伊勢丹構想は、島外からの観光客の誘致ではなく、買い物客の誘致に主眼をおいており、実に斬新な発想である。その意味で、島内外から注目を集めているプロジェクトと言えよう。成功の鍵は、往復4千円の船賃を払ってでも買いに行きたいと思わせるような魅力的な商品開発と品揃えであろう。伊勢丹の仕入れ販売のノウハウを生かしながら、佐渡島民が、いかにして独自の商品を発掘し続けていけるのか、まさにその力量が問われている。佐渡伊勢丹は、子供、若者、大人からお年寄りまで、幅広い世代が楽しめるエンターテインメントの場としての利用が見込まれているが、島外からの買い物客を、その後の観光にどのように誘導していけるのかが今後の課題になりそうだ。

以上は2007年7月24日にウエブ上で公開された、翼君の処女作にして不朽の名作である「佐渡伊勢丹構想」に関する創作話(あくまでもアイデアに過ぎないフイクション)である。当時から翼君の文章作成能力の高さと優れた情報発信力並びにその感性の豊かさに着目する島民は多かったらしく、コメント数は95件に達し、そのあまりにも鮮烈なデビューはその後の多くの人々の耳目を集める結果となったのはご存じのとおり。その後、翼君は、島内の飲食店や宿泊施設の辻斬りを重ね、その評価能力を不動のものとした。彗星の如く出現し、そして黒船来襲のように迎えられた翼君だが、2008年4月にパクリ事件をすっぱ抜かれるに及び、これで一巻の終わりかと思われたが、それが返ってその人気に火を付けたのだから、正に「禍福は糾える縄の如し」「失敗は成功の元」を地で行く翼君であった。翼君は、挫折をバネにして不死鳥の如く蘇り、成功を収めた経営者のビジネスモデルになるかもしれない。

かつて、麻布十番にあるミシュラン★★の和食屋「かどわき」が、中国産の安っぽいトリュフにトリュフ油を塗ったトリュフ丼を、フランス産と偽って提供したのを週刊誌がすっぱ抜いた事があった。血管の中を血液の代わりに赤ワインが流れている、川島なおみらのグルメ通芸能人もころっと騙され、美味いと言って食べていたのだから、血管の中を普通の血液が流れている女などは容易に騙される。皮肉にもトリュフ事件以後、芸能人も騙されるほど旨いのかと、「かどわき」には予約が殺到したそうだ(詳しくは東京いい店やれる店参照の事)。医療事故をおこした大学病院へ、事故後患者が殺到するのも同じ心理で、事故の再発予防策が徹底したから、二度と事故は起こさないだろうと思う患者心理が働く結果だそうだ。翼君のパクリ事件は、パクル必要などないくらい文才に溢れた人なのに、どうして?と思う人々のはてな興味心理をブログ閲覧へと導かせる効果があった。いずれも怪我の功名の代表例であり、人生七転び八起き、転んでもただでは起きない精神が必要を実感させるに充分なエピソードである。

なお、提案されたアイデアの幾つかは5年後の今、佐渡島内の各所で結実している。「佐渡伊勢丹構想」が今後の佐渡観光活性化の参考になれば、それは筆者の望外の幸せである。なお、旧記事に加筆して新規掲載する手法をrehash(焼き直し)と呼んでいる。

 伊勢丹地下のスイーツコーナー。

2012年5月21日の日記(金環食)   投稿者:佐渡の翼

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月が太陽と地球の間に入り込み、太陽を隠してしまう「金環食」、東京では5月21日の午前7時半から5分間ほど、この天体ショーを楽しめた。筆者の職場では雲に覆われながらも欠けた太陽を観察する事ができた。オレンジ色のリングまでは観察不能だったが次回は300年後だそうだからこれで充分である。報道の天候から類推するに、佐渡では部分食ながらさぞかしバッチリ観察できたであろう。金環食と周囲の風景との組み合わせだが、明日開業予定のスカイツリーと金環食のツーショットなどは絶対どこかの新聞社が報道するに違いないと思うし、佐渡なら相川の挟み岩や道遊の割戸との組み合わせなどを撮影できたら面白かろう(可能かどうかは別にして)。

今回の金環食は全国どこからでも観察可能で、文字通りそれは白日の下に晒された訳だが、人間には晒したくない隠しておきたい秘密の一つや二つは必ずある。長年連れ添った夫婦間でもお互いに秘密を持っているのが常だ。秘密を持たない人間などおるまい。それは暴かれたくない過去でもある。筆者は秘密の塊であり、何人もそれらの秘密を知る事はできないが、秘密を知った人間と言う者は、それをしゃべりたくてうずうずするもので、必ずしゃべってしまう。かくして、秘密の一部を知った人間からの情報と秘密を知らない人間達の様々な憶測とが交錯し、とんでもない偶像が出来上がっている。そして翼君がそれらの偶像を更に修飾するような記事を書き続けるから益々偶像崇拝が確固たるものになる。佐渡の翼教に限らず、宗教と言うものはそれが本質なのを逆手に取って読者を翻弄する。誠に教祖様は頭がいい。

今日のmeeting弁当は、ロケ弁で有名なお弁当倶楽部「沙門」の桧香(ひのか)弁当 (1,890円)。保存料が多過ぎて、最後は気持ちが悪くなってきた。役者達はこんな弁当を食べながら撮影に臨んでいるのかあ〜。

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