
奉神門は、正殿のある御庭(うなー)へ続く最後の門。御庭を取り囲む建物を門として利用している。「神をうやまう門」という意味があり、別名「君誇御門(きみほこりうじょう)」とも言われている。3つの入り口があり、中央は国王や中国からの冊封使(さっぽうし)など、身分の高い人専用の門。向かって左側は「納殿(なでん)」と呼ばれ、薬・茶・煙草などの出納を取り扱う場所だった。右側は「君誇(きみほこり)」と呼ばれ、さまざまな儀式や式典で使用され、神女(ノロ)が神々をもてなす場所だったとされている。1562年に石造欄干(せきぞうらんかん)が完成したという記録が残っているため、創建はそれ以前と考えられている。この欄干は「ニービヌフニ」と呼ばれる細粒砂岩で作られており、かつては手すり部分に銘文が刻まれていた。
奉神門
入場券売り場
代金はクレジットカードで支払えた
門の入り口
首里城正殿前で記念写真を撮る人々
南殿と番所
右側が番所