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大学教授     投稿者:佐渡の翼

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大学教授と言えば聞こえはいいが、医学系を除けば、ほとんどが教育職、名誉職で、高級取りとはいいがたいのが現実だ。毎月の給与は私大の方が国立大(独立行政法人)よりも若干高目である。国立大の教授職の給与の低さ、これはもう馬鹿馬鹿しいくらいで、特に医学系などは、一般勤務医よりも遥かに低い給与で、特に臨床系などは、教育、研究、診療を全てこなさねばならず、その忙しさを考えれば割の合わない職業だそうだ。だが、医局講座制の頂点に君臨する医学系臨床教授は、所属する医局員や関連病院に対し、絶大な権力をふるえる。関連病院に医局員を派遣すれば派遣料がもらえるし、医局員の博士号取得の際は謝礼ももらえる(これを禁止している大学もあるようだが)。これらに、医局員の結婚式の仲人料、講演料、著書の印税、などなどの給与外収入はかなりの額になるらしく、誰もが医学部教授になりたがるのだそうだ。

翻って、文科系や理学系の教授の給与外収入は、民放のワイドショーのコメンテーターなどを務めねば、講演料や著書の印税程度であり、年収は1千万を切る人々がほとんどであろう。かくいう筆者も、さる私大の教授職を提案されたが、民間会社の年収の半分にも満たない現実を知り、丁重にお断りした後に現在の会社に就職した。これだけ大学の数が溢れ返っている現状では、大学教授の肩書きなどは珍しくも何ともなく、実利を伴わねば、民間会社から教授職へ転身する人は、そうはおるまいと思う


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